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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 572

(な…流された…あぁ)
誤解と誤解の交錯するルーファスと辺里えった(フラグ発生?)を放置プレイした上で、刀機の説明を…首から吊した女教師メガネを掛け直しつつ未来が続けた。
「その上…正規の『男宿』生徒ではない私共は『ここに存在していない』旨での行動となります!よくって!?」
つまりアレだ、漫画とかで紛争地に登場して暗躍する特殊部隊(近い組織は実在)なポジション…。
あくまで『サンゴック3』登場までの間は『バレない程度に男宿ザコキャラ生徒の支援』を行わなければならないのだ!!
『こちら水嶋…(ばんっ)骸骨の群れを(ばんっ)排除しながら(ばんばんっ!!)仕掛けに向かう(ちゃこ!ぱらぱら…ちゃきん!!)。』
水嶋の通信機のすぐ近くで銃声…撃っているのは量子か。
「ふむ…竜牙兵ですわね?古代竜や魔術師が竜の牙で作る骸骨人形…遊撃班に任せて前進なさい…以後前線の指揮は任せます。」
『了解!!』
…工場地帯…
男宿の野郎共が戦う中、オトコギドラが召喚した竜牙兵が背面を突こうとしていた…。
「かたかた!」
「かたかた?」
(注:骨語)

竜牙兵は互いに顔を見合わせ、頷いた。
「「かたかたっ!」」
(注:骨語)
一列に並び、量子へと突撃してきた。
「私が穴だとっ!?」
量子は竜牙兵の頭に銃口を向け、放つ。

タンッタンッタンッ!

頭蓋を砕かれた竜牙兵は元の骨に戻り、崩れる。しかし生き残った竜牙兵は手に持ったカシール刀を水嶋へと振り下ろした。
「きゃぁぁっ!」
量子は悲鳴をあげる。

キンッ…シュッ!

「何、惚けてるのよ!死にたいの!?」
水嶋に振り下ろされた骨刀を十字に組んだベレッタで受けたのは遊撃班のひとり綾瀬雪菜...強化能力の輝きで軌跡を描きながら回し蹴り。
たたたんっ!たたたんっ!!
体勢の崩れた竜牙兵に二挺ベレッタの乱射。
「痩せろっ!」
水嶋のカバーを怠った量子を叱咤する。
「太ってないもんっ!ポッチャリだもんっ!!」
ばごんっ!ばごんっ!!
量子が反論しながら、虚を突かれた竜牙兵達にS&W.44マグナムの速射...一発必中で頭蓋骨を砕く。
量子も奴隷ズの中で射撃能力が高く格闘も劣っている訳ではないのだが、些か鈍重なのだ。

「未来の言う通り...アンタ達はエネルギーを温存して仕掛けを!!」
仕掛けには水嶋流の水を操る能力と、賀集量子の物質透過...及び建設関係の知識が不可欠らしい。
雪菜に続いてテコンドーと加速能力の使い手、金大地が竜牙兵の増援の中に踊り込む。
「しょうっ!!」
軸足一本でバランス...ケンケンしながらの三段蹴り。
厳密には加速能力を脚力のみに絞った結果、目視出来たのが三発という話だ。
解体された骨の山を築いていた竜牙兵が、原材料である竜の牙の小片に戻ってゆく。

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