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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 566

ルーファス演奏のゴジ〇のテーマソング…ドシラ♪の音階で始まる奴(辺里えった御推薦)が始まった…いよいよだ。
「ヘンリー(辺里)僕ラに期待シテナイ…適当ニヤルヨ。」
国籍不明な偽〇テレカ屋がG3ライフルに弾倉を叩き込む。
…ぐるぅおおお…
古代竜の叫びには、精神系にのみ通じる降伏勧告…。
『顔は立ててやる、逃げる奴は追わない、食事の邪魔をするな。』
テレカ屋の隣にいたテレパシー能力者…ステテコ姿の露店商が64式ライフルの照準をクリック修正しながら理解した。

似たようなザコ能力者は数名含まれていたが返答は保留していた。
「そうさなぁ…」
廃ビルの一角を狙撃位置に陣取る。
…さぁみんな!せぇの!!…
…ぼおえいたいのおにいちゃんたち〜がんばってぇ〜…
院長の音頭に続いて子供達の激励…無論彼等の低レベルな精神反応で探知出来る距離ではない、ルーファスが演奏に紛れて増幅しているのだ。
「オメェの故郷じゃガルガル野郎と良い子のお願い…どっちが大事だ?」
「言ウマデモナカロウヨ!!」
精神能力者達は一斉に罵声を返す…イ〇ポ野郎だのチン〇スだの皮〇〇だのフニャ〇〇…。

…如何にも男宿らしい男性器と下半身を中心とした表現力は、古代竜が一瞬躊躇する程のお下劣ぶりであった。
「野郎共…じゃなかった…男宿防衛隊!出撃〜っ!!」
夕暮れ時の廃墟に銃火が閃く…疾走する軽トラ機銃の曳光弾を交えた光条に、ライフルや手榴弾の一斉射が後を追う。
魔力を帯びた古代竜の鱗…物理攻撃に強い筈のそれも、これだけの数で攻められてはひとたまりもない…何より『彼女』が異世界の住民である以上、術者の制御から離れた為のパワーダウンは否めなかった。

無数のライフル弾の何割かは鱗と皮下組織まで撃ち抜いた。
しかし敵もさるもの…近代兵器への知識まであるのか鱗の厚い腕で頭部とっさにかばいながら廃工場の谷間に身を隠す。
「畜生っ!!速いっ!?」
「あの図体でこのスピードかよっ!?」
ティラノサウルスの瞬発力は百mを三秒で駆けるという。
「どっちかっつーと…ハリウッド版の〇ジラ…か。」
『あぁん!?』(地声)
インカムを通して通信手の余計な一言に、辺里えったの唸りが飛ぶ…どうやら彼(彼女)はハリウッド版ゴジ〇に納得が行かないらしい。
『ハリウッドが造ったのはちょっと大きい黒いTレックスであって、ゴ〇ラじゃねぇんだよ…あんなんじゃ巨大な蛾や三つ首の翼竜には勝てねぇだろ?J隊がでけぇメカを創るか?コラァ?』
インカム越しにドスの効いた声が凄んだ。さすがの男宿の漢達もビビる。
『す、すいやせんでしたぁ!』
『うん…分かれば良いのよ分かればね』
えったは普段の口調に戻り、指示を再開する。
(えったちゃん…マニア度高いなぁ…)
ひかるは胸の内だけで感想を洩らした。

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