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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 560

「我々のぉ…漢力でぇ…奴をぉ…仕留めるぅっ!!…」
ジョーの咆哮にウオーッと言う暑苦しいばかりの漢達の咆哮が続き、彼らは巨大な構造物を近付きつつあるオトコギドラが来る空に向けた。
構造物…それはそう、巨大なボウガンのような物が数十機…
弾丸は、漢…漢が乗り込み、数人の漢が筋肉をきしませながら巨大ボウガンの弦を引く。
「これぞ男宿必殺、弩裸魂破守男!!(ドラゴンバスター)…漢共よっ!…魂を弾丸とするのだっっ!!!」

『応!』
 声と同時に数十本の巨大な矢が放たれる、しかし。
「グルゥオァァ!!」
 オトコギドラは雄叫びと共に翼を一際強く羽ばたかせ、矢を全て吹き散らす。
「何ぃ!?」
 驚愕の声を上げる漢達、どうやら巨大ボーガンは怒りを煽るだけで終わったようだ。
「グルゥオオオォォアアァァ!!」
 怒りの雄叫びを上げ、思い切り息を吸い込むオトコギドラ。
「っ! 不味い、逃げろ!」
 ジョーの言葉に蜘蛛の子を散らす様に逃げ出す漢達、次の瞬間オトコギドラの口から巨大な炎弾が吐き出される。
 炎弾が漢達の居た場所に着弾。
 轟っ! 耳を聾する大音声と目を眩ませる閃光が業火と共に襲い掛かりあちらこちらから悲鳴が上がる。
 着弾地点を中心にクレーターができ、周囲の物は灰さえも残っていなかった。
 辛うじて逃げ出していた漢達も余波だけで吹き飛ばされ、瀕死の状況だ。
そこへ辿り着いた刀機。
「ジョー!何があったんだ!?」
「刀機さん!怪獣が!」
「馬鹿者!人間バリスタなど…一時退却!重傷者には手を貸せ!」
「「はいっ!」」
男宿の漢達を纏めあげる刀機。
「なんとかしてヤツの気を引いて、『月見草館』へ近付けるな!」


商店街を歩く玄人一行。
「デルリン、ご馳走って何にするの?」
「ふむ…軍鶏鍋だ」
「しゃも?」
「軍隊の軍に鶏と書いて軍鶏だ。旨いぞ」
玄人はある店の前で立ち止まった。『よろず肉屋御堂』。
「ここである…」
玄人、レイナ、晶、美幸、紫怨の順に店へ入っていく。

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