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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 558

話の内容から『人間災害えったちゃん』による被害ではない事に、一先ずぽよょんと胸を撫で下ろす二人(おい)。
「おいラリモト兄!辺里くん呼んで来いっ!!」
むしろ頼りにされてる気配すらあったが...もう少し詳しい事情を聞こうとズタボロ雑巾一個小隊の傍ら、耳を傾ける刀機真奈美。
「何があったのだ?」
「う...『宇宙怪獣オトコギドラ』が...!!」
刀機はふむふむ、すっくと立ち上がるや声高らかに金鈴を響かせる。
「うむ君達!クスリはイカンぞっ!?」
『ラリッてねぇよっ!!』
「むぅ…」
ボロ雑巾一個小隊の総ツッコミにひるむ刀機。
「とにかくっ…なんとかしてくれよぉ…怪獣が…オトコギドラが…孤児院にぃ…」
チンピラーズはそう言い残し、気を失った。
「ふむ…ひかる、よく分らんが大変なようだ。えったを連れて来てくれ。私は孤児院へ向かう。」
「わかった!」
二手に分れるひかると刀機。
ひかるはえったの部屋の前まで辿り着いた。
「えったちゃん!」
バタンッとノックもせずに扉を乱暴に開けるひかる。
「んぁっ…もっと激しく!…えったぁ…」
二人は激しく睦み合いながらも…傷だらけ痣だらけであった…えったが理都の乳房に爪を立てれば、反撃とばかり…その顎が拳で撃ち抜かれる…笑いながら。
にも関わらず下半身は融合してしまったかの様に絡み合い…むせかえるようなセック〇の匂いを発散させていた…性と暴力の融合が、ひかると案内役に付いて来たラリモト兄の目の前で繰り広げられていた…。
「あの…えったちゃ…」
「「ガァアアアッ!!」」
まるで食事…いや狩りの邪魔をするなとばかりに牙を剥く美女で野獣な最凶カップル。
…ヒィイイイ…

美女で野獣な最凶カップルの前に、情けなく腰を抜かすひかる姫とラリモト兄。
華奈美と百恵は部屋の隅っこで負け犬の様に尻を向けて『きゅう〜ん』と震えるばかり。
「うが…うぁあぐぅ!!」
「あぉ…ふぉおおん!!」
そして二人は…人を超え獣を超え、別次元の何かに昇華しながら互いに牙を突き立て結合部から精液を溢れさせる…。
…あ…そろそろ大丈夫…だよね…
漸く来客に気付いた『辺里えったとワイルド牝獣ズ』は慌ただしく御櫛を整えながら応対する。
「ラリモト先輩…状況は?」

…ん?…
えったがひかるに目配せしながら、どギツい缶入り煙草を一本くわえるとラリモト兄の眉もピクリと揺らぐ。
敢えて指摘せずひかるは黙した。
「…という訳で…宇宙怪獣オトコギドラは『月見草館』に向かってる!!」
まくし立てるラリモト兄に大きくうなづくえった。
そしてライフルのに装填しながら牝獣ズに命じた。
「僕らは『秘密兵器』の準備をしてから行きます!理都さんと百恵は先行して『月見草館』へ!!華奈美はメイドさん達の非難誘導っ!!なるべく『月見草館から遠く』へ!!」

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