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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 56


明らかに不機嫌な表情の梨花。
「自分の実力はこんなモンさぁ」
苦笑しながら立ち上がるひじりを一瞥して梨花は
「稽古する気失せタ」
と言って闘技場を後にしてしまった。

「本当はもっと強いくせに、ほんっと素直じゃないよねぇひじりは」
ニヤニヤしながら陣が言う。
「なっ…バッカヤロ、女相手に本気で組み手出来るわけないさぁ!!」
真っ赤になって反論するひじり。そんなやりとりを見ていた美夏は
「なぁるほど、ひじりんあの子の事が…」
丈次と二人で更にニヤニヤしていた。

「…やれやれだぜ…カワイコちゃんに形無しか…」
丈次の70〜80年代アニメのような台詞に何も言い返せないひじり。仕方なく陣が話題をすり替える。
「そういや昨日の話な、私闘スタジアム復旧ししだい、クラス対抗戦やるらしいぜ?」
「うん、ボクも詩ってるぅ〜各クラス五人分『げんてーけんかごめんなさい』発行するんでしょ?」
限定喧嘩御免状、試合形式で行われる『私闘』において一時的に発行される…。
「各クラス五名…正規の喧嘩御免状保持者はどうなるさ?」


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