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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 538

バッタリ会ってしまった事を何のともなしに受け入れるルーファスにもうちょっとぐらい驚いて欲しかった…等と理不尽な要求を心中に満たしていたが…唐突にポンと掌を拳で打つ花鈴お嬢様。
「レクイエム…うむ!つまり『ジ〇ジョ第五部』の後の方に出てきたスタ〇ドだな!?」
…あぁ…このヒトの基準でヨコ文字は全部ジョ〇ョのス〇ンド名なんだ…
と納得してしまうルーファスであった…きっと新しく入ってきたヒト達も『新手のスタン〇使い』だとか認識してるに違いない、とも。
「………」
「むぅ、ルーファス…今、私にとって横文字は全てスタ〇ドになるとか思ったであろう?」
「い、いいえ…そんなことは微塵も…」
ルーファスに噛み付く花鈴穣。
その時…
「おや?東雲さんまで来てるんですか?」
「あ、ハーヴェイ君…」
神父の格好で現れたハーヴェイ。
「迷える小羊よ…何か悩みでも?」
ハーヴェイは芝居掛かった口調で花鈴に尋ねた。
「そうだな、特には無いが強いて言うならルーファスが私の事をどうしようもないアニメジャンキーだと思っていることぐらいだ」
「おやおやルーファス君偏見は良くありませんよ」
 いや、お嬢様、ハーヴェイ君、それは掛け値無しに真実なんだけど、と心中で突っ込みを入れるルーファス。
F組の常識人ルーファスはすでに非常識に慣れつつあった。
「…ルーファスはよく、教会へ来るのか?」
「ええ…ルーファス君はオルガンを弾きにね。ところで東雲さん、宗教は?」
「宗派? ふむ……カトリックだな」
「ほお、それは素晴らしい!」
 花鈴嬢は様々なアニメを思い出し、その中のイメージのみに頼りこの場で選んだのだがハーヴェイはそうとも知らず素直に賞賛する。

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