PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 516
 518
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 518

「今現在で対抗が出来出来そうなのは…あのヴィンセントとかいう色白のイケメン位かしら?」
聖子が口元に手を当てながら皆に聞こえるように呟く。
「彼ですか?いくら何でもSクラス以上の相手は彼にも荷が勝ちすぎていると思うのですが?」
モーズレイが疑問を投げ掛けるが聖子は気にした様子もなく続ける。
「そう、今の彼なら間違いなく私達には勝てない。
でもそれは彼にを縛る枷を着けたままの場合」
「…と言いますと彼も天地君と同じように封印が?」
流石は教師といったところか、察するのにさして時間は掛らなかった。
「ええはっきりと、それも先輩の弟さんとは比べ物にならない程の封印が十重ニ十重に…
正直恐ろしいわ、あれだけ厳重な封印を施してなおBクラスなんだから…完全に封印が解けたら学園長とまでは行かないにしてもやなくさんといい勝負じゃないかしら」
聖子は少々顔色を青くしながら自分の話を締め括る。
「やなくさんかぁ…あの人、めっちゃ強ぇもんな」
一人の生徒が言う。
「あら…AAランクの方が私達、Aランクに何か用でも?」
「そんなツンツンすんなよ、聖子。たまにはデレをいれないとな。元クラスメイトじゃん」
「拓海…それは中等部まで。高等部に入ってからは一度も会ってないわよ」
「いや〜忙しくて…で、さっきの話題だけど…外にいる強ぇ奴なら他にもいるぜ」
「誰よ?」
「ほら、あいつだよ…大阿門玄人」
「ああ、いたわね…昔」
「大阿門って誰です?」
モーズレイが聞く。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す