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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 511



そしてA組の常識人であり人事部長、我らの流君はというと…
「う〜ん…」
HRの真っ最中、ハゲしく悩んでいた。
「どうした、流?さっきから唸りっ放しではないか…」
「あっ、刀機さん…実は次の対戦相手であるF組なんですが、生徒が加わったんですよ。ただでさえ連勝中なのに…」
「ほう?どんな奴だ?」
「ほら、さっきのヴィンセントととか言う西洋人ですよ…」
「私も観ていたが、奴は強いぞ?(みこととも関わりがあるしな…)」
「だから困ってるんですよ。何故か人事部長になっちゃっし、こちらも新しく生徒を受入れようかと…」
「候補はいるのか?」
「現在、四名です。みんなと相談して決めようかなと…」
「まぁ、それがよかろう」
「では、明日のHRで発表します」
「ああ、頑張れ」
いつの間にかHRは終了し、クラスにはひかるとえった、そして華奈美とみことグループが残っているだけだった。
「刀機さん…修行に行ってきます」
「ああ、気をつけてな」
そう言い、ひかる達は教室を出て、体育館へと向かった。


ガララッ
「みこと師匠、いますか?」
「やあ。ひかる達、来たね。これでそろったし行こうか」
「あの〜どこへ?」
「ん?BBQしに」
「BBQって、あのバーベキューですか?」
「うん、そのバーベキュウ」
そう言い、みこと達は体育館の裏まで行った。
「ここで?」
「まさか…あそこだよ」
みことの指差す先には丘の上に建った建物が見えた。
「じゃ、行こうか」
みことは丘を登って行く。その後を追うひかる、えった、華奈美そしてりと。


「着いたよ。ここが倶利伽羅神宮。僕が祭神なんだよ」
そこは赤い鳥居が厳かな雰囲気をかもしだす神社だった。
そこへてくてくと入って行くみこと。
その雰囲気に気圧されながらもみことに遅れないようついて行くひかる達。
境内には三人の男女がバーベキューの用意をしていた。
「あ、あの人達…」
「やっほ、玄人。肉食べに来たよ」
「おぉ、よくお出でになりました。そちらは先程、お会いした…」
特別科の生徒と派手にやりあっていたメンバー三人。
ひかる姫の記憶には、如何にも代表者でござい、と構える黒づくめの名がうっすら脳裏に残っていた...まぁコイツと来たら試合中だけでなく、警報やら隔壁やらのスタジアム内にも響き渡る程の大音響で名乗りを上げていたのだから...。
「えーと...クレイジーダイアモ〇ドさん?」
「NO!私はスタ〇ド(幽波紋)ではない!本体である!!」
微妙にズレたツッ込みの後、真魔界騎士団の三名がBBQの支度を中断するか顔だけ向けるかして名乗りを上げる。

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