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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 490

世迷い言をとばかり、二人のやり取りに侮蔑の表情を浮かべるレイナ。
晶は気にした様子もなく、対して玄人はヤレヤレと肩をすくめる。
「師の受け売りだがな...例えば光属性なら昼は強いが夜間は弱体化する。
属性を持つ能力者は...能力が高ければ高いほど環境からのプラスマイナスを受け易いのだ。」
「ロープレでアリガチなチスイカフーなんちゃらって奴?」
「うむ、まぁそんな所だ...君らの様に直接自らの肉体や精神に条件付けされたモノは環境による影響は小さいが...消耗が激しかったり、なにがしかのペナルティが加わる。」
「ペナルティって?」
「うむ、人それぞれであるがな。我輩の場合、一定以上の力を出すと偏頭痛が激しくなってな…」
「あ〜、あるある。私も使いすぎるとへとへとになるもん」
「僕も目が眩む…」
「まぁ、それも鍛えればなんとかなるがな」
「それで私達にも身体を鍛えろって」
「YES!そして君達の能力も鍛える。上手くすれば新たな能力が目覚めさせることもできる」
「…新たな能力?」
「うむ、今持っている能力の属性と相性のよい能力を開花させるのだ。我輩で例えると、『天』の属性を持つ流動から『地』の属性を持つ引力操作を目覚めさせた様にな」
「ふ〜ん、デルリンも最初は一つしか能力持ってなかったんだ」
「…僕の能力の属性は?」
「ふむ、十戒か…おそらく天か静だろう」
「私のは?」
「再生系は決まってる。光か闇である」
「光か闇かぁ…」
「まぁ、この学園には専門家がいる。詳しい事は専門家にまかせれば良かろう」
玄人達は階段を上りきり会場へと入る。
「ふぅ、着いたか…そろそろ次の対戦が始まる頃だな。さて、倶利伽羅様は…」

カーンッ!

ゴングが打ち鳴らされ、時は現在へと戻った。
『さぁ始りました。ヴィンセント選手VS麗奈選手!
トークバトルは激しかったが一転、ゴングが鳴ってからお互い動こうとしない!
これはどうゆう訳でしょう、服部さん?』
『両選手とも受身のスタイルなのでしょう。ただし時間制限がありますからね…このまま持久戦ってわけにはいかないでしょう』
『なるほど!しかし先程から野良…いいえ、クラス浪人達は色モノぞろいですねぇ』

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