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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 465

「Fucker...まさか...。」
「起きろぉおおおっ!もぐむぐ!!」
...皆様お心を穏やかに、しばらくそのままで...お待ち...
『なぁあんてこったぁ!?ヤックデカルチャァアアアア!!思わず宇宙人語で驚かざるを得ないぞ辺里えったァア!!』
...頂ける訳ないよね絶叫アナウンサー...
昼日中の真っ昼魔王、衆人環視のスタジアム、ギャラリー特盛り真っ只中でのディープキス投薬に罵声やら歓声やらの嵐...。
「ふにゅ...えったちゃん!?状況は!?」
「前線は影井くんが維持...大会委員は悪〇超人共の残虐ファイトを承認しました!!」
「残虐ファイト?」
珠久が呟く。
「『ルール』を破った訳ではないのに残虐ファイトとは心外な」
光樹が目覚めた為退いていく影井をしり目にえったに向かう。
「残虐じゃない?あれのどこがルールにのっとっての行為なんですか!!」
「のっとっていますとも、十分に。いいかい?大会規定には『ゴングの合図が鳴った瞬間から試合開始』とある。『お互いに並んで礼をしてから』とは何処にも書かれてはいない!!」
珠久の声が響く。
「苦情結構、ただルールブックくらいはキチンと読んでから苦情は出して貰いたいね」
そう言うとカタールが両袖に収まる。
「そっちの油断をあたかもこっちが悪いように言わないで貰いたいものだね。まぁ…『あんなもの』が騙しうちだと思っているようなやからにそんなこと言っても無駄かな?」
そう言いながらそのまま自分達の陣地に戻る珠久
「卑怯とか汚いとかはね、所詮『敗者』、『負け犬』の論理なんだ。ま、『犬以下』の君に言ったところで、カロリーの無駄使いか」
ハッ…と影汰に向けて鼻で笑った声を出す。
冷静な状況下では絶対に分かるはずの明らかな挑発。
「(さて…挑発は完了、どうでる?1―Aの諸君)」
わざわざ奇襲を仕掛けておいて、仕切り直しとばかり自陣定位置に戻る珠久と某。
…ぴきぴきぴき…
主人公の頼れる相方、辺里えった(影汰)…ひかるとは逆の意味で情緒不安定がタマにキズ、マスクメロン状に血管が浮き立つ。
「(トラウマを煽れば扱い易い奴)」
…と、内心ほくそ笑む珠久。
『辺里!落ち着けっ!つまらん挑発に乗るなっ!!』
インカムからの刀機の制止で我に帰る影汰。
「あはは(ぴきぴき)…わかってますって…ひかるさん!指揮を…。」
「よし、烏丸くん!影井くんの回復を…音無くんは狙撃体勢で…えったちゃんは私と…!!」
戦乙女に戻ったひかる(光樹)は的確な指揮で檄を飛ばすが、しかしE組側の挑発は続いた。
「珠久ぁ『わん子ちゃん』相手じゃない?犬語じゃないと通じないじゃなぁい?ワンワンワ〜ンって!?」
嘲笑う某に腹を抱え笑い転げる珠久。
えったは更なる挑発に無言でライフルに着剣する...ただただ穏やかな笑みを浮かべながら。
「ハハハ!済まなかったねぇ?辺里『影犬』くん!?機会があれば犬語の駅前留学でも考えさせて頂こうか!?(『影』を壊すのは容易いが『光』との連鎖反応はじっくりと行わねばいかんな)」

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