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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 454

「と、言うと?」
「一人目は銃系能力者で二人組は本人が言うには黒い男が憑依で白い女の子が召喚だって」
「へぇ…そいつらの実力は?」
「三人とも平均以上、エース級とはいかないけれど、堅実な働きを期待できるね。二人組を編入させるかどうかは皆次第だよ。」
「「「「あれ…二人組を?…」」」」
雪菜の言葉に一同が首を傾げる。
「二人組って…もう一人は編入させないのか?」
怪しいものを感じながら恐る恐る流は雪菜に問掛ける。

「勿論!、あの子奴隷ズ入りを希望してきたからね。1-Aに編入させたらあの子とひかるのフラグが立っちゃうじゃないの!。例え天が1-A入りを許したとしても私が許さないわ!」
「は…はぁ…凄いですね…何か…ごめんなさい」
雪菜の勢いに押されて訳もなく謝る流

 周りでは奴隷ズが雪奈の言葉に頷いている。
 この時点でその薄幸美少女の1‐A編入の望みはほぼ絶たれたと言っていいだろう、本来ならば組全体に関わる事なのだから奴隷ズだけで決めていい訳がないのだが1‐Aのリーダー格である未来や刀機に逆らえる人物なぞ居る筈も無いので結果的に奴隷ズの決定が1‐Aの総意になってしまうのだ。
それでも少数意見をあからさまに無視するほど独裁政権ではないし…皆もこれ以上奴隷ズが増えても収拾が付かなくなりそうなので結局賛成なのだが。
「まぁ節度を保てるようなら複数交際云々と説教はしないが…な。」
担任立花理人はそんな様子を見守りながら、ん…全員いるな…と勝手に出席簿にチェックしていた。
彼の方針で実質HRは雑談タイム…クラス全体の意見交換…こうして自らも参加するくらいである。

「あー……まあその話は置いておくとして、だ」
 気を取り直したらしく話題を転換する流。
「その二人組を含めた編入希望者をどうやって絞り込んでいく? 結構な人数なんだが」
 流が問い掛けるとあちこちから声があがる。
「バトルロワイヤルでいいじゃねえか」
「ジョー、それやと絡め手を使う能力者には不利やないか? ワイは面接で一人一人見た方が良いと思うんやけど」
「しかし実際に戦っている所を見ないとちゃんとした実力は分からないでござる」

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