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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 442

「…能書きばぁっか垂れよってぇ…おチ〇ポぶら下げた殿方ならチャッチャとかかって来なさいましぃ!?」

未来は血と尿に続いて脱糞の悪臭まで立ち昇らせる1号を足蹴に、長ドスを一振り血流しに溜った血を払いつつ…お嬢言葉と漢弁のコラボを叩き付ける。
(おとこべん…任侠映画や番長漫画で多用される言語形態)

直接痛い目を見ていないだけに…残る二人には安っぽい鉄火を散らす余裕があった…。

「せからしぁズベ公がぁあ!?」
2号が加速能力を発動させながら…ストライダーナイフを抜き打ちに斬りかかった。

…条件を整え時間をかけて『遠い未来』を予測出来るなら…時間をかけず『近い未来』を予測する事が出来るのも道理。
技量の低い相手ならば尚更…。

古式ゆかしいお嬢様らしく多少は心得があった…巻き藁でも斬る様な動作で長ドスを打ち下ろす。

…ちりぃん…

強度だけならちょっとした日本刀並の軍用ナイフが鈴音を響かせ斬り落とされた…物理法則を片っ端から無視して構成される具現化武器の威力は、にわか仕込みのそれとて侮れない。

返す刀を喉元に突き付けられ、慌てて加速能力にブレーキをかけたまま凍り付く2号。

「ヒィっ!?」
喉笛掻き斬られる直前…踵を返す様にして逆ベクトルに加速…要するに逃走した。

ゴキブリだけにこの手の判断だけは早い…無論、未来の予知範囲内だったが。

「…ふん…。」
ただ無造作に、長ドスをアンダースロー気味で放る…ぷすっ!

「痛ぁ〜いっ!?」
未来の武芸なぞかじった程度だが『どっちに逃げる』か予測…とりあえず刺さる様に投擲するだけで十分であった。

切っ先が数センチ食い込んだぐらい…だが偶然にも肛門直撃、内股であえぐ2号。
「あらあら…挿す前に刺されちゃいましたのねぇ…。」

ホホホ…と控え目な笑いを漏らしながら…目を細め唇の両端を吊り上げるその表情は般若か夜叉か…彼女もまた香港国際学園の住人なのか…。

「ぶぎゃあああ!?」
未来は切っ先で固い弾力を味わいながら…ぶち…びち…とこれまた念入りに捻りを加え…ア〇ル拡張まで喰らわせていた。
道行く者が『ヒト』とは限らず…『ヒトであった者』さえもそれ以外に変貌させる逢魔が刻…。

「ヘイヘイ!来いやオルァ!!」
菊地秀行テイスト満載な鬼女を目の前に、ウェストサイド物語の様にジャックナイフをヒラヒラと揺らし威嚇する3号。

「そうおっしゃるならば遠慮なく」
そう言って長ドスを投げつける、あっさりと弾く3号、しかしそれも予測通り、長ドスに気をとられた3号に一気に接近し爪先で思い切り股間を蹴り上げる。
「#&×£Э◎!!??」
もはや声に成らない声をあげ気絶する3号。
女の力で蹴り上げる程度のダメージ、普通ならば悶絶はするが気絶はしない、しかしよく見れば先ほど股間を蹴り上げた未来の爪先には具現化したと思しき刃が付いていた。

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