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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 432

優魅が躯を売ってる事はあんまり理解してなくて…『悪の組織から弥勒さんを救い出す!』と息巻いてる辺り…合掌ものである。
そんな恋焦がれる花丸に対して、大人な優魅は弟や子供を見るような感じで、花丸の感情に気付いて無い…要は恋愛感情無い訳で、クラスのほぼ全員がそんな二人の関係を知りつつも(花丸)の為に知らん振りをしていたりする。

そんなE組のクラスメイトとして、参謀として欠かせない優魅を気に食わない人間も少なからずいる訳で…

「…今日こそ言わせて貰うわよっ!、世界の平和と秩序の為にっ!!」
このイタい発言こそE組の妄想スケ番…南田美波…
立上がり、ビシィッ!と優魅を指差す。
因みに彼女も花丸レベルのお子ちゃま…三十路まで余裕で持ちそうな鋼鉄の処女にして、自慰経験すらない汚れ無き(単にお子ちゃま)な少女。
勿論、優魅を理解できる頭と精神構造は無い。
「今日こそ言うわよ社会の敵っ!…私をまともに使わないのはアンタが悪の手先だからでしょ!!」

年頃の少女特有の潔癖さから優魅を生理的に受け付けない芽衣子も処女だが…ここまで青くない。
珠久と優魅の関係を頭で理解していても、女の部分が納得していない…そんな理由もあってアンチ優魅だが、美波より大人なのでダンマリモードである。
勿論、美波の言葉は毎度の事で…同じく毎度の如く席を立った花丸が噛み付く。

「おい!ちょっと待て!、弥勒さんが悪の手先な訳ないだろうが!。それに出番が無いのは単にお前が弱いだけなんじゃねェのか?」
ぷちぃん…
この一言で美波の頭から何かの切れる音がしたがこれもいつもの事。
「なあんですってぇ!、私は弱くなんてないわ!私の出番が無いのはこの諸悪の根源が私をはめてるせいよ!。」
「弥勒さんを諸悪の根源呼ばわりするな!、なんなら今ここで決着をつけてやってもいいんだぜ!?。」
「上等よ…あんたみたいなバカにはずぇっったい負けないわ!。」
口論の末に、私闘に移行…しつこいようだがいつもの事である、そして…
「あのさぁ…二人とももう止めた方がいいんじゃない?」
某がマイペースに二人を止めに入る。
「某ィ、止めるなよ。俺はこいつをと決着をつけなきゃいけねぇんだよ!。」
「そうよ!止めるならあんたもぶっ飛ばすわよ!。」
某が口をはさむも猛獣2匹…止めるのも難しい…。そんな猛獣の檻の中に入って来る人影一つ…くどいがいつもの事である。
「でもさぁ…後ろ、見た方がいいんじゃない?」
「へ?」
「え?」
某の一言で振り返る猛獣2匹…
すぱーん!ぱこーん!

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