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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 422

ひかるの方はハチマキをカチューシャのように巻いてもらい、初めて女物の体操服に身を通す。
完全に萌え系なブルマ少女と化したひかる…えったもそうだが、何故か下着や服の上からだと股間が盛り上がって見えない。
本当に女の子なのが不思議である。

若干恥ずかしそうなひかるに、似合ってるとご満悦なサラと量子…
「サラ達…ナゼ呼ばれたのデスかネ…」
「うん…今回は出番無しだからじゃない?…」
着替えて武道場に向かいながら会話する二人。

刀機は三人が武道場に来ると…予めレンタルしていた武器…サーベルと小型リボルバーを持って来た。
どちらも武道場の結界内では私闘スタジアムと同じく扱う、精神ダメージ仕様だ。
そして剣をサラに、拳銃は量子に渡した。

「スパーリング程度でいい…ひかると戦って見ろ。」
…練習の類とは言え過保護ママ二人、ひかるに武器を向けるのは気が引けた。

「なんやかんやでバタバタして…光樹が女の子になってから一度も戦っておらん…頼めるのはひかると親しく…尚且つ格闘、射撃に秀でた者でないと困るのだ…。」

雪菜の強化能力は手加減が難しい、羽音は腕っ節に関しちゃ問題外…過保護ママ代表の未来なぞ引き受ける筈がない。
当たり障りのない範囲だとこの二人に限られてしまうのだ。

「ちょっと…二人共…私に気を遣い過ぎだと思うよ…。」
刀機の意図を理解して助け舟を出すひかる…ぷるるんとした萌えスマイルで説得する。

…本音は二人の煮えきらぬ態度に、赤提灯状態で苛立っている刀機がおっかなくてしょうがないのだが。

「モシ…ヒカルに怪我でもさせタラ…。」
「あの真奈美…悪いんだけど…せめてシミュレーターで…。」

奴隷ズでも特にビアン属性の強い二人…ひかる姫のお願い!も逆効果、砂糖菓子の様にトロケてしまう…。

…お前らぁ〜…
刀機の背後に巨大隕石のイメージ映像…いまやアルマゲドン…!?

しかし…
それを阻止したのは…ひかる姫の頭上に浮かんだ電球マーク。
「いーもん…そんなお姫様扱いするなら…王子様に頼むから…。」

…王子様ぁ?…
顔を見合わせるサラと量子。

刀機は理解したらしく、漸く落ち着きを取り戻した。
「そうだなぁ…『ヤツ』は射撃メインだが…最近は白兵戦も中々と聞く…過保護ママ達よりは…。」

うんうんとうなづく刀機に、まさか…と顔を歪めるサラと量子。

「白馬の王子サマというよりウマナミの王子サマですネ…。」
「違う!アレ王子様違う!むしろ魔王!!」

「では早速えったを呼ぶ…。」
「却下っ!!」×2
…良かったね…えったちゃん…わんこから魔王に昇格?だよ…
…と慌てふためく二人に苦笑いするひかる姫。

ようやく承諾した過保護ママ二人…。
サラは斬撃、刺突の動作を繰り返し剣のバランスを体に馴染ませる。
…量子も弾が入っていない事を確認してから、何度か空撃ちして撃鉄の落ち具合を見る…。

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