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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 43

…そして教室では、天川小路未来の身に、学園モノ定番のハプニングが起きようとしていた…。
予知能力の連続使用による精神的プレッシャー。
「ふう…」
未来は、汗ばんだ着衣の束縛から解き放たれた自身を机に預ける。裸の尻、そして汚れを知らぬ乙女の秘裂がぺたりと椅子に張り付く。…誰も来ないとは思うけど念の為…取りあえず替えの下着を着けた後(残念!)、施錠しようとドアまで歩み寄る…がらがらがら…あぁ無情…そこには女装少年、辺里影汰の姿があった。
「・・・。」
「・・・。」
そして時は動き出す。

がらがら…がたぴしっ!ドアごしに一応の冷静さを取戻した未来が影汰に問い質す。
「辺里くん…何故ここに?」
皐月と音無のサポートの元、トリモチ榴弾による狙撃…。
「…すみません…」
どむっ!苛立たしげにドアを蹴る未来。想像はつく、直前でビビッて逃げてきたのだ。
「…理都さん…怖い…うぅ…ふぇ…ぐす…」
未来はこの少年が下品であの粗野なアマゾネス(未来から見た理都)の元を離れた所を殆ど見たことがない。おそらく入学以前から、ずっと彼女に頼りきりだったのだろう。
「お入りなさい。」

優しい声色で影汰を向かえ入れる未来。
おずおずと影汰は頷き入ってくる。
「怖いのですか?」
未来の質問に影汰は無言で頷く。
「解ります。私だって正直怖いです。立花先生はとてもいい人だけど、それ以上に強すぎますから。でも、怖いからこそやらなければならない事もあるのです」
未来の言葉に影汰は顔を上げた。
「で、でも失敗したら・・・・」
「あなたはこの先ずっと鉄田さんの後ろに隠れているつもりですか?それではダメです。勇気を出して自分の出来る事をすれば誰も貴方を責めません」
「そうかな・・・・?」
「ええ、少なくとも私は責めませんよ」

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