PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 418
 420
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 420

「つまり試合の偵察や小遣い稼ぎじゃねぇ…別のデッかいモン探ってる本業の連中だ。」

金属バットとミネ打ちのコンボ…頭に二つ馬鹿デカい絆創膏を貼られた保が語る。
スラックスと下着は医務室備え付けの洗濯機、乾燥機にかけ…下はタオルで隠していた。

ミーティング(と、えった達のお説教)は未来に任せ、刀機が事情を聞いていた…。
保の証言や資料は断片的ではあったが刀機の考える限り…例の支配契約書に関わる者の気配があった。
「何故我々に知らせに来た…?」

刀機の問いに、大きな溜め息と共に保は答えた。

「今だから言えるが…お前さんの『正体』にも探りを入れた。」
…ふん…
何時も以上の仏丁面。
不快を露にする刀機に構わず、先を続けた。
「『何も出てこなかった』…この学園にゃ経歴不明な奴らはゴロゴロいるから仕方ねぇ。」

刀機真奈美という名前も偽名…出てきたとして偽の経歴。
深読みすれば五年前行方不明になった生徒と似た名前…程度のモノだ。

「アンタにせよ本業共にせよ…映画なんかで、深入りすんなって人種だ…俺はこの件からトンズラさせて貰うって事よ…アンタらに任せてな。」
「ハッハッハッ!!」

刀機が豪傑笑いを上げる。
「買い被られたモノだな…私は『ごく普通の女子高生』さ!」
「にょほほほ!てめぇが普通の女子高生なら…浅倉おろちなんざ少女漫画のヒロインだろ?」

軽口を叩きながら乾燥機から取り込んだスラックスと下着を身に付け、窓枠に足を掛ける保。
そして腕時計から伸ばしたワイヤーを引っかけ…あばよとっつぁあん…と闇夜に身を踊らせた…。
刀機もまた医務室を後にする。
「ふん…今は泳がせておくか。」

道すがら…背中から後頭部にかけてタイヤ跡をつけた影井が転がっていた…。

「どうした影井っ!何があった(忘れてた)?!」
忍者姿の影井京平(本物)を抱き起こす刀機。

「…B組の〇パン三世パート1みたいな奴に(鎹保)…ガス喰らって…フラフラしてる所をバイクに轣かれた…でござる。」
…なんか色々…影薄い幸薄い奴であった…。

…ミーティングルームでは…

「まったく…大した騒ぎにならなかったから良かったモノの…ウチのひかるが怪我でもしたらどうなさるおつもり!?」
「きゅ〜ん。」×3
未来に正座でお説教を喰らうわんこ三匹…影犬ことえったと、番犬百太郎、雌犬ビッチ華奈美。

正座する百恵は裾の短い着物…以前はサラシだった為ブラ付ける習慣無いから乳が見えそうだし、裾から見える純白のパンツ…実は食い込み激しい褌だったりする。
本人無意識、無自覚だけど、かなり悩殺的なのだ。
横の華奈美は制服(大きめな理都の物)だが、ノーパン・ノーブラなのが丸わかり…刺付き首輪と合わせて本当にビッチちゃん状態。
えったもえったで似たようなモノ…未来達が奴隷ズなら、こっちは牝獣ズか…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す