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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 418

奴隷ズと同じく気色ばむ者…『情報』とやらに興味を示す者…壁に向かってブツブツと「成人男子の六割は…」などと呟く水嶋流…。
「な…なんでこのタイミングで個人名っ!?」(←仮性)

…とにかく反応は様々だったが…奴隷ズを制しながら、我等がキャプテン刀機真奈美が割って入る。
「…話だけは聞いてやろうか…。」

「話がわかる…不確定情報なんで…何処のクラスと取引材料にするか微妙だった奴だ。」
保がジャケットの胸ポケットから出した写真…男女のカップルが唇を交しているソレ…。

「神樹天地!?」

「…ファンに化けて潜入したんだが警備が厳しくてな…コレが精一杯だ。」
…情報型か電波操作の能力者の妨害による物だろう、画像が粗く相手の女は誰だかわからないが…神樹天地が女生徒と密会、それだけでも大したスクープだ。
フーリガン騒動で人気は下がったが、あの学園一の美少年アイドルの彼である。

「合成ではあるまいな?」
「こう見えても…学園裏社会の情報屋としちゃ、ちょっとしたモンよ。」

刀機がう〜む、と唸りながらえったに目配せすると…彼女は無言でうなづいた。
それなりに信頼出来る情報らしい。

1-Aが保を囲んでどよめく中…ハラハラと様子を見守っていたひかる。

『…雪菜ちゃんヘコんでる…久しぶりのドンパチ期待してたのかな…女の子としていけないと思う…。
…てえか…刀機さん…何かこう『裏街道はえったちゃんに聞け』みたいな認識はどうかなぁ…。
…えったちゃん本人も…最近『漢』通り越してヤバ目なベクトルに突っ走ってるなぁ〜…。
…あと流くん…あんまし気にしない方が良いよ…私としては(えったちゃんの)でっかい奴がいいんだけど…。
…てゆーか…女の子になってから確実に出番減ったなぁ…。』

何か色々考えてるひかるがいる。
『…天地くんも大変なのね…彼女さんに会う為に密会しなきゃいけないなんて…。
…アレ?そーいえば私達…何か大切な事を聞きそびれて…まぁいいか…?』

…すっかり引っ込み思案な女の子になってしまったひかるちゃん(光樹)はおいといて…。

「ふむ…事によっては神樹天地の移籍や…逆にこの女生徒が1-C新戦力となる可能性もあるな…。」
長身になった刀機がギロリと保を見下ろす…目線や挙動からは(相変わらず不快な男だが)、虚偽の情報ではないと見た。
刀機と保の様子に雪菜も渋々ながら銃を下ろすしかなかった。

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