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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 415

月見草館のオーナー兼ナンバーワン〇〇嬢兼1-J担任…『沢良宜由美佳』と、最近加わった1-J委員長兼キャプテン兼月見草館マネージャー『城ヶ根頼』の親身かつ徹底した管理体制も大きい所だ…。

頼ちゃんに至っては…男宿敷地内の、浅倉組やカノーヴァファミリー…その他不良グループのアジトまでお茶菓子持って(ビビりもせずに)挨拶回りに来る様な子である。

「びっくりしたのなんのって…普通ヤ〇ザってそうそうお客さん上がらせねぇんだぞ。」
「ボクらの来客ってトミーガン担いだヒットマンぐらいだもんね〜。」

古い話だが…光樹と未来が浅倉組に襲われたのも男宿周辺だったようで…よくもまぁ…柄の悪い連中に狙われなかったモンだ…。

「ラリモト(兄…やっぱしジャンキー)が困り果てた顔で道案内してきたもんなぁ…。」
「なんかモ〇ゼの十戒みたいに…みんな道開けてたね。」

それでこうして浅倉組組長代理、嬉舞羅鷹獅と…カノーヴァファミリーの若きボンゴレ、リナルド=カノーヴァを始めとして…その配下や友好関係にある不良グループまでボランティア同然で警備に使われてしまうのだから…。
ある意味、神の領域だ。

そんな頼の豪胆な挨拶回りに…おろち姐さんがいたく気に入り、公私共にバックアップを約束…
一年のギャング系だけでなく、上級生のグループも彼女を気に入り…噂では三年のドンまで頼のファンになったと言う。
そのお陰で男宿の野郎共は娼館をきっちり利用するものが殆どになり、路地で立つ娘は激減…躯を売って生活するしかない女生徒達も安心して『仕事』できるようになってきた。

…遊ぶ金欲しさの援交やお目当ての娼婦に付きまとう勘違いストーカー、ボッタクリ専門なモグリの娼館や、月見草館の名をかたる偽の客引きなんかも激減した…月見草館は客引き勧誘行為は一切行わない優良店です(笑)。

因みに肝心のおろち姐さんは現在不在…それで鷹獅兄ィが組長代理…。

「頼ちゃんのピュアぶりに感化されたか知らねぇが…元カレとヨリ戻しそうなんだコレが。」
お陰で鷹獅兄ィや子分達は多忙な身だが…アネさんの為ならなんとやら…。
元カレと言うのも中等部時代、逆レ〇プした相手らしい(しかも初えっち)。
色々複雑らしいが、頼が力になってくれているそうだ。

「元カレねぇ…1-Aの桜川くんは高等部入学だから時期的に無理があるなぁ…えった君も有り得ない…。」
チャップリンみたいにステッキをトワリングしながら唸るリナルドに鷹獅兄ィが耳打ち…。

「実はもっと有り得ない…ぼしょぼしょ。」
「ふむふむ…確かにそりゃ…有り得ない…。」

えぇ〜っ!何ぃ?誰ぇ!?
「うるせぇ…コンクリ詰めで海水浴すっかゴルァ(ぎろっ)。」
「シシリー流に口に石を詰めて縫い合わせよう…(ぎろっ)。」

…ごめんなさい…。

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