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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 411

全体重をかけた短刀が振り下ろされる…が?

…ちりぃん…からから…

短刀が百恵の手から離れ…タイルの上で鋭い金属音と共に滑って行く…。

「…痛い痛い痛い痛い…!?」
マウントを取って有利な立場だったにも関わらず大粒の涙を流す百恵…。
暴れた拍子で未通の桜貝に、ご立派な亀さんが喰らいついていた…。

影汰は念の為、百恵の喉元に銃剣を突き付けながら制する。
「動かないで。」

挿さったと言っても精々数センチ…理都に負けず劣らずの締まりの良い桜貝から、ちょっと残念と思いながらも…つるんと引き抜く。
そして百恵から抜け出す。

痛々しく股ぐらを確かめる百恵…どうやら処女膜は無事と見た。
「何故だ辺里影汰…あのままファ〇クしてしまうなり…拙者を制する方法はあった筈…。」
「僕には理都さんがいます。」
とっとと帰れとばかりに、銃剣に仕込んだ.22口径の撃鉄に親指を掛ける。

「どれだけ僕が鬼畜扱いされてるか知りませんが…君と揉める気はありません。」
影汰はあくまで淡々と切り返す。

「ならば好きにせい…拙者の負けでござる。」
どっかとアグラに構える百恵に影汰は撃鉄から指を放した。
「嫌です。」

「別に揉める気は無いと言った通り…勝ち負けもありません…だからお引き取り願います…」
にべも無く追い払おうとする影汰を百恵は暫し睨んでいたが、ふぅーっと息を大きく吐き肩の力を抜いて言う。
「惨い男だ…漢としても、おなごとしても否定されようとは…」
やや自嘲気味に嘲笑うと、ノロノロと立上がり短刀を掴む。
身構える影汰だが、百恵はどっかと腰を降ろし逆手に短刀を持つ。
「…最早これまで…腹を切る!…」

勝手にして下さい…と言いたい所だが、流石に目の前で腹を切られるのは寝覚めが悪い。
咄嗟に飛び掛かり短刀を奪おうと揉み合う。
暫く揉み合うが、結構強い力の百恵の相手は難儀で、ええいとばかりに影汰は奥の手を使う事にする。
片手で何とか手首を掴み動きを少し止めると、もう片手を桜貝へと…
「ひあっ?!……」
ビクンッ!…と凄い反応…
カランと短刀を落とし躯を震わせる。
あっ!…結構、敏感さんなんだ…
かなりの感度の良さに驚く。

それで、抵抗力の失せた百恵を今度は影汰が組み伏せる。
もう気力も無いのか、眼に涙を溜めたまま力無く影汰を見詰める百恵…どうしたものかと思案する影汰…
その時、ガラリと風呂の扉が開いたのだ。
「犯っちまいな…影汰!…」
これを仕組んだ張本人…理都がニヤリと笑い立っていた。
「理都さん…僕は理都さんに操を立ててます…」
「そんな物…棄てちまいな……女の一人や二人囲うぐらいじゃないと漢じゃねえ…オレの影汰が光樹如きに負けてるのが気に喰わねえ!…」

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