PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 403
 405
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 405

戦略云々に関しては天才的な優魅も…花丸くんの知られざる性癖までは理解出来なかった様だ…。

「いや弥勒さん?誤解だって…おい!なんだよ今のナレーション!?」
「変態。」
弁解する花丸に侮蔑の視線を浴びせる美波…ってえか、この子が言い出しっぺなんだけど。

「カミングアウトじゃない?スク水フェチ?」
某が必死に笑いを堪えながら花丸をなだめる。
「え〜と美波たん?強く生きるのだ。」
ヒナはヒナで美波を励まし…甲太郎と優魅は育児書で『子供の性癖』の欄を調べ…芽衣子はふざけた展開に奥歯を噛み締めていた。
珠久はうんうん…と色々納得しつくした様な表情で采配を下す。
「じゃあ花丸がスク水、南田さんは控えって事だねぇ…異議のある者!?」

「ないじゃない。」
「ないのだ〜。」
「ないです。」
「子供は褒めて伸ばすモノで…。」
「勝手にして下さい。」

「良かったねぇ…多数決により…。」
「却下ぁ!!」(花丸&美波)

「じゃ中を取って芽衣子くんのブルマ…。」
珠久は…芽衣子の投げっぱなしバックドロップでマットに沈んだ…合掌…。

「良いだろう…どっちが真のヒーローか…」
「ガチンコ勝負よっ!!」

vs珠久の時の様に道場の…模擬戦リング(一対一の練習用)に走る二人。
「ガ〇〇ムファイトぉ!!」
「レディィィゴォぉ!!」

「始めぇ…じゃない?」
…かぁーん!!…

平原花丸も南田美波も、具現化能力者…。
技は巧みだがパンチ力に欠ける光樹や(リアルロボット型)、破壊力オンリーで消耗の激しい鳳くん(スーパーロボット型)とは違い…応用力と汎用性に優れていた。

1-C以上に戦闘向け能力者の少ない1-E。
それ故、花丸のダメージや疲労が大きい時(熱血バカ)の用心として美波を控えに温存していたのだ。
「かかってこいや!!後悔してもおせぇからな!!」
瞬間的に愛用しているチェーンソード(チェーンソーと大剣を足したもの)を具現化させ叫ぶ。
「そっちこそ!!泣いて謝るまでボコり倒してやるわ!!」
『愛着!!』と叫び変身する美波。
「いくぜ!!」
「いくわよ!!」
叫び声と共にチェーンソードとレーザーブレードがぶつかりあった。
マトモな試合刀ならアクション映画じみた鍔ぜり合いの時点でオシャカだが…互いに具現化武器だけに能力者特有のオーラが、特撮番組ばりに激しい火花を起こしながら斬り結ぶ…。

「ハナヒライダー!ファイナルベント!!」
「ミナミ!ダイナミック!!」

どんぐわっしゃぁ〜ん!!

…し〜ん…
…互いに『番組の終わる五分前』的な必殺技をノーガードでブッ放し、黒コゲでひっくり返っていた…。

「賭け…申し出る前にダブルK.Oじゃない?」
「最強バカ対決なのだ。」
某、ヒナの言う通り…そーゆー奴らである。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す