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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 403

優魅は『超心肺能力』の持ち主…
酸素を効率良く使え、疲労因子である乳酸が発生しない身体…一日中走ってもバテないスタミナに、一呼吸で水の中にイルカや鯨並に潜れる能力…
彼女の能力覚醒は早かったが、不幸にも環境が悪すぎたのである。

両親に気味悪がれ、両親の離婚の要因になり、異様な能力と生来の根暗で気弱な性格でイジメの対象になり、彼女にとっては地獄のような日々が続いた。

ようやくその能力が認められて香港に入学(雪菜達と同じクラスだった)する事になったものの、無法地帯香港において結構な美少女でよく発育した躯、そんな性格だから入学してすぐに輪姦されるハメになった。
一応能力者で熊ぐらい素手で殴り殺せるパワーがあっても、所詮低ランク能力者…香港の野獣達にとっては格好の獲物…
結局、妊娠してどうする事もできずに出産…身体を売って生活するしかなくなっていた。
無尽蔵のスタミナと美少女かつ男好きするグラマーな躯でかなりの客をとれたが、何人もの男にダマされ赤貧生活…

更に躯を売らねばならない悪循環…
二人目の子供を生み、クラス浪人のまま高校生になった彼女に救いの手を差し延べたのが、珠久とE組だった。
偶然のキッカケで彼女に隠された深い知恵に気付きE組に入れ、クラスでカンパを集め娼婦稼業からほぼ足を表せる。
対抗戦が始まると、彼女の頭脳から引き出される作戦はE組に破竹の連勝をもたらしたのだ。


優魅は大きい方の子供の頭を撫でながら儚げに笑う。
「珠久君ね…優魅がここにいていいって言ってくれるの……エッチな事もしなくていいって言うの……みんな優魅の事、エッチするしか価値無いって言ってたけど…珠久くん、優魅にはエッチ以外でも凄いんだよって……優魅、珠久君達の役にたってるんだって…本当にクラスにいてもいいのかなぁ…」
彼女にとって男は自分を抱く時だけ優しいものであったから、抱かない珠久の優しさが不思議に思えた。

この香港には彼女と似た境遇の者も多い。
Bブロックの方で3連勝中のJ組は生徒と担任の全員が娼婦…全員で娼館を営業中(実は男宿内で営業していたりする)
大半が妊娠経験があったり妊婦だったりする女生徒が自らを守る為に作ったクラスである。
珠久の優しさが無ければ、優魅もJ組に入っていたかもしれない。

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