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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 395

「…ガーターベルトは基本として…。」
こんなエロ魔人学園で今更という気もするが…雪菜の選ぶソレは…どれもマトモな高校生のチョイスではなかった。

まぁ他のメンバーに任すよりはマシなコーディネート…。
羽音は『くましゃん』などとロリか電波か紙一重だし。
量子は一昔前のプレイメイトみたいな三角ビキニ…。
サラに至っては基本的に下着を着けない子(イベント発生時や奴隷ズ貞操帯は別)なので問題外。

あ〜ゴホン!とにかく今の刀機には…アダルトタッチになぁれ〜!!な雪菜に任せるのが無難?であった。

…その頃メイド喫茶ぬえ…
ここまでの経緯をぬえママから聞いた理人が頭を抱えた。
「何考えてんだあの馬鹿…。」
…と、普通の男子生徒に化けていた理人の変身が解ける…。

隣では同じく女生徒に化けた今泉ジェロニモが携帯に向かって何か話していた。
「そう…彼女らの男宿入居の手続き…栗原さんには天川小路さんの使ってた部屋を…。」
同じく、蜃気楼の様に姿が歪み元の姿に戻る。

二人の向かいには、微笑みをたたえた理事長…こちらはもう変身の解けた公元主姫。

ぬえママの変身能力を借り、一般客に紛れていたのだ。
…無用な混乱を招かぬ為の、理事長の配慮だった。

「文字通り…光と影に別れたか…。」
嬉舞羅ぬえ…何時になく真剣な面立ち。
VIPだらけのVIPルームに震え上がる執事姿(ウサ耳)の生徒が珈琲を出す。

「ありがとう卯堂くん…席を外してくれるかしら?」
卯堂明(1-C)…おいしい珈琲を作る変化系能力者…メイド喫茶ぬえの執事として雇われていた。

「は…はいぃ…失礼しますぅ!?」
ビビりまくりながらVIPルームのドアを閉じると、近衛メイドに『ど…ども…』と一礼するなり、脱兎のごとく走り去った。

荒事や駆け引きとは無縁な生徒だけに無理もあるまい。

百戦練磨の兵、立花理人ですら頭を抱えているのだから…。
「すみません理事長…折角のご配慮を…。」
辺里えった男宿出戻りの件に対する謝罪であった…公主は微笑んだままだ。

「彼女らは…私共、男宿で責任を持ってお預かり致します。」
今泉も、いささか声が震えている…。
理都や華奈美もメイドなり売店の売り子なり…正規なバイト従業員として男宿内の(以外と大勢いる)女生徒に組み込まれるだろう。

主姫はただただ…静かに微笑みをたたえていた。

「いんじゃない…役割分担て事で?良い子ちゃん悪い子ちゃんの橋渡しにもなるし?」
それとなくフォローを入れるぬえママ。
『教師じゃないから関係ないもん』的に無責任な物言いだったが…その一言で公主の微笑みが『普通の』微笑みに戻った。

公主が珈琲の香りをたしなみながら話を続ける。
「辺里さん達の件はそれで良いとして…支配契約書…。」

最高ランクに属する能力者集団、熊野の一族を統べる力を手にすれば八百万の神が一人増える…とまで言われる代物…。

先程ひかるえった乱交の前に語られたアレである。

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