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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 388

どちらにしろ…答えの出ないひかるえったは刀機の回復を待つしか無かった。


……薄れ行く意識の中でアドルフの勝ち誇るような声を聞く刀機…
「刀機…君には時間を与えよう……そう、私がこの腹の子を産んで体力が回復する頃…来年の夏頃に君の前に現れよう……それまでに決めておくといい…私と共に来るか否か…封印を解いた君の躯…その躯で性と暴力に身を任せれば、素晴らしさが解るだろう……それまではさらばだ刀機………」

その言葉を聞きながら意識が闇に墜ちる刀機…
不意に視界は真っ白になり…意識が少し戻ってくる。
その戻った意識が自然と目を開かせ、見える部屋の天井…
無理矢理意識を引きずり出すようにして、身体の隅々まで神経を張り巡らす…
そして現実の身体に戻った事を実感すると、ようやく近くに人が居る事に気付く。
「あっ?!、刀機さんっ!!…」
声の主…ひかるも気付き叫ぶが、刀機はそのひかるを手で制し、気怠そうに身を起こす。
「すまん、桜川…女の声は頭に響く…」

顔をしかめながら自分を見るひかるを見て、女性化著しく涙腺が弱って泣いているひかるの頭をポンポンと軽く叩く。
「何が起こったのですか…」
まだ気を失う華奈美の様子を気にしながら、えったはやや冷静に刀機に問う。
「ああ…姉に会わされて、施していた封印を解かれた…栗原はどうなのか解らないが、関係が無い訳では無いだろう……」
リボンを解かれた髪を欝陶しそうにかき上げて言う様は何時もの刀機に戻っていたが、ふと床に座り込むひかるを見て意味ありげに微笑む。

その笑みはひかるの見た事の無い妖艶な笑み…見詰める瞳の凶暴さに思わず身を竦ませるひかる…
「すまん、桜川…」
「へっ?……」
まとわりつくシーツを身から剥し、いきなり刀機はひかるを押し倒す。
「すまん、今は男が無いと耐えられん……恐らく栗原もそうなると思うが…辺理、世話をかけるかもしれん…」
冷静だが、やや切羽詰まった感じでひかるにのし掛かる刀機は、ひかるの剛根を露にする。
「すまん、桜川…封印が解けた躯では性欲が制御できん……悪いが私も貴様の女に加えて貰うぞ…」

「とっ、刀機さんっ?!…待ってっ!、待ってよぉっ!!…」
意中の人に告白された訳だが…当然こんな展開に混乱するしかない。
告白と言うよりレイプな訳だし…
「存分にして下さい刀機さん…栗原さんの方は任されましたから…」
「うむっ、それでこそ漢だ辺理!…」
えったに救いを求める視線を送るがアッサリ無視…それどころか、服を脱いで行く。
えったの言葉に満足したのか、刀機はひかるの剛根に腰を降ろして行く。

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