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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 387

倶利伽羅は、全く無表情にそう言ってのけると扉の方へと歩く。
「全然意味解んないですっ!…説明して下さいっ!!」
叫ぶようにそうひかるが言うが、倶利伽羅は無表情で歩みも止めない。
「いずれ解る……状況は悪い方に変わった…一年…君達に残された時間は一年…今言えるのはそれだけ………真奈美と華奈美は君達に託した…」
一方的にそう言い倶利伽羅は出て行く。
ひかるとえったは訳の解らぬまま鍵が閉められるのを聞くしか無かった…



「……一体…一体何だってんだよっ!!…」
床に拳を打ち付けて怒りに肩を震わすひかる。
「ひかるさん…女の子の使う言葉じゃないですよ……あの勝手な人達の事なんてどうでもいいです…今、僕達の出来る事をやらないと……僕は栗原さんを見ているから、ひかるさんは刀機さんを見て下さい…」
冷静に言うえっただが、えったも怒りを抑えているようで…ドアの方をゴ○ゴ級の睨みで見ながらひかるに促す。
その言葉に多少冷静になったひかるは刀機の所に近付く。

刀機はソファーに寝かされシーツをかけられていた。
床に散乱する衣服から、どうやら裸にはされているようだが、それ以上の事はされていないように見える。
少し苦しそうな表情をして汗をかいているのは華奈美と同じ感じだ。
「華奈美ちゃんの方は?…」
「意識は無いみたいです…丁度、刀機さんと同じ感じ……」
えったの方もソファーに華奈美を寝かせ様子を見ている。
「何がどうなってるの…何がおきるの…」
「僕に聞いても答えは出ないですよ…待つしか無いです…」

そうえったが返したと時を同じくして、刀機と華奈美が同時に苦悶の表情で呻く。
そして…二人の身体が変化していく…

小柄すぎる身体は大きくなっていき、顔つきもどんどんとと大人びていく。
「何っ?!、何っ?!…どーなってるのこれっ?!!…えったちゃん、何でぇっ!!…」
「ぼっ!、僕に聞いても解る訳無いですっ!!…」
パニックになるひかる、えったもこれには流石に慌てる。
そんな二人の目の前で、刀機と華奈美は見る間に変化を終えた。


身長は170cmを越えた辺り、やや大人びた感じの超絶美顔…大振りの乳に細く括れたウエストにつり上がったプリプリヒップにスラリと長い手足…完璧なまでのスタイルを誇るスタイルを持つ美少女に変化していた。
「………何で???」
呆然と見るひかる。
「理由は解りません…でも二人共、性格と容姿がピッタリ合ってます…」
窮屈になった華奈美の服をはぎ取りながら、えったはそんな感想を漏らす。
確かに勝ち気で意思の強そうなお姉様系の顔立ちはそうかもしれない。

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