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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 384

凄まじい剣幕の刀機と、その刀機を余裕のある表情で見やるアドルフ…
ギャラリーの居ない空間なのだが、他人が見れば姉に駄々をこねる妹に見えてしまう。
「君がいくら喚こうが、私達がこの身体から出る事ができない事に替わりはないのだが…最早、この身体と生き、この身体と死ぬしかない事は倶利伽羅から聞いてるだろ?……ならば、この素晴らしい能力を持つ身体を有効に使う事こそが、かつて持ち主に対する最大の礼儀だと思わんかね?」

普段の余裕を取り戻したか…刀機はふむ、と鼻を鳴らす。
「モノは言い様だな…今の貴様はまさしく熊野の…獅子身中の虫、とでも…ぐ?むうぅっ?!」
刀機が苦痛に悶える…半幽体であるにも関わらず…全身を絞り上げられているかの様な激痛と圧迫感。

念力…というより圧倒的な精神エネルギーの放出量の差がそうさせているのだろうか?

「口のききかたには気を付けた方がいい…ただでさえ…君は未だにその躯を使いこなせていないのだから…。」

余裕のある表情…いや、むしろ憐れみすら感じさせる表情でアドルフは言う。
その様子は、おいたをした妹を窘める姉のようですらある。
「実力差の解らぬ君ではないだろう?…それとも、こうした方が効果的なのかな?」
苦悶の表情の刀機を見ながら妖艶な笑みを浮かべるアドルフだが、不意に刀機の眼前から消える。
咄嗟に身構え意識を集中させる刀機…流石の行動と言えるが、いかんせん相手が悪すぎる…
むっ?!……後ろかっ!…

刀機の反応より疾く、刀機の背後から腕が伸びてくる。
「なっ?!…ふあっんっっ!!…」
背後に現れたアドルフの手が刀機の胸と股間を弄る。
「この空間では、感覚ぐらいしか影響を及せないが…逆にこれぐらいなら出来ると言う事だ……苦痛より快楽の方が君にとっては効果的だろう…」
まるで面白がるようなアドルフ…圧倒的な力の差に抵抗すらできない刀機…

「君に命の危険があれば倶利伽羅はすぐに遮断するだろうが、これなら君にとっては屈辱的だが、命に危険はあるまい……何しろ、君が思ってるよりその身体は遥かに淫らなんだよ…どうする?、許しを請うかい?…それとも、私にいいように弄られ続けるかい?」
「誰が貴様なんぞの許しなどっ!!…ひひゃんっ!…」
アドルフは背後から乳首と秘部を弾く。
「…では、倶利伽羅が遮断するまで快楽地獄を味わうといい……戻って快楽を呼び起こされた躯を持て余すがいい…」

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