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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 39

理都が手を叩き、毒づく。女の子らしさとはかけ離れた態度だ。
実は理人は入り口の真上の隅、つまり天井と壁が交わる所に忍者の様に張り付いていた。
無論、気配は完璧に消してある。
『いやぁ、とッつぁんに追われるル〇ンってこんな感じなんだろうなぁ』
必死に机の下や掃除ロッカーを探す教え子を見て、そう思いながらほくそ笑む理人も人が悪かった。

掃除ロッカーを見たひじりは理人がいない事を確認して閉め、振り返ると壁に張り付いている理人と思いがけなく目があった。
「・・・・いたさッ!!」
その言葉に全員が反応し、視界に理人を捉える。
「ヤベッ!」

さっと飛び降り、颯爽と逃げて行く理人。流石に高位能力者だけあって理都達が追いつくのは無理であった。

「・・・そうか、逃がしたか・・・奴はそう簡単に捕まらんよ・・・」
刀機はさも当然のように携帯で報告を聞いていた。
その刀機が今いるのは更衣室、量子と共に着替えの最中だった。更衣室の前では光樹と大地が待っていた。
「落ち着いてはりますなぁ・・・ウチの大将は・・・」
「何か考えがあるんじゃないかな?」
更衣室の前で座る2人が会話していると、更衣室の扉が開き2人が出て来たのだ。
「待たせたな・・・動きやすい服に着替えてきたぞ」
出てきた刀機を見て光樹と大地は固まってしまう。
刀機が着て来たのは体操服であるのだが・・・

そもそも、香港国際学園の女子生徒の制服は理事長の主姫が決めたのだが、制服は女の子の胸元を強調し、ボディラインを際立たせるようになっている。そしてスカートの丈も相当に短い。
可愛らしい制服のデザインは女の子に好評なのだが、ちょっと恥ずかしいのも事実であった。
そんな年頃の男の子を悩ませる制服以上に、体操服はもっと凄かった。


体操服の上衣は上質で肌触りの良い生地で出来ているが、丈が若干短く女の子が動くとお臍がチラリチラリと見える。
そして胸元も大きく開き気味なので、胸の谷間が見えてしまうのだ。
そして下衣はブルマ、かなり伸縮性の良い生地でピッタリとお尻にフィットする。

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