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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 377

「とにかく『棒付き』はひかるえっただけで…失礼。」
言葉を区切る正社員メイド。

「今回はM気のご主人様だから良かったけど…中略…ツンデレも程々になさい?」
「はいっ!」×2
ハモりながら猫耳をひこひこ揺する…ツンデレ姉妹メイドまなかな。

ヤバ気だった店内も、ひかるえったの奮戦でどうにか盛り上がっていた。
多少のノウハウを身に付けた、まなかなメイドも接客に向かう…。

正社員メイドが、電話を置いたぬえママの元へ参じる。
「VIPご来店ですね?」
「そ…でもシフトはこのまま、普段通りね。」


…倶利伽羅様やK大尉の様な上客に花道を用意したり…非常時に備えて武装メイドに臨戦体制で待機させたり…である。

「理事長でしたら余計なもてなしは無用…と仰るでしょうが…せめて御庭番と狙撃班を…。」
正社員…というか秘書メイドはシャンと背を伸ばし…馬鹿デカい社長椅子にふんぞり返る店長、ぬえママに進言した。
ぬえはアルカポネな感じのハバナ葉巻をばちんと切り、おちょぼ口にくわえた。
「…失礼します…(しゅぼ)。」
「んっ(すぱ〜)…てえかさ…あの理事長ちゃんに喧嘩売れる奴…居る?」
「はぁ。」

「そしてお供はスーパーサイヤ教師二匹…おわかり?」
「はいはい…おおせのままに…。」

お客や他の従業員らの目のある場所ではお上品ぶっちゃいるが、普段はこんな…超ギャルがそのまま大人になった様な感じ…。
呆れ顔の秘書メイドに…にひっと笑うぬえ…。

…突然、理事長来て…お客やメイドがビビるの…楽しみたいだけなんだろうなぁ…この人…

「卯堂くぅん?コーヒー!あっまぁ〜い奴!!」
こんな感じの店長ぬえママ…であった…。

…で…店内の方はというと『1-Aのまなかな』もようやく慣れてきた様子。
さすがにツンデレ姉妹相手にふぅふぅを頼める猛者は…。

「まなちゃ〜ん!『K大尉』ご指名〜、オムライスセット(名前入りふぅふぅ付き)。」
「うむっ承知した!!…にょ。」
…嗚呼…よりによって…。

「見せて貰おうか、新人メイドのツンデレとやらを。」
相変わらず…金髪グラサン白スーツでガ〇ダムの赤い人(私服)に変装した校長、北川才英…新人メイドが入ったと聞いて駆け付けたらしい…。

「待たせたなK大尉…いぃ…!?(才英!!)」
「え…あ?!あうぅ!?(刀機くん!?)」

…気まずい空気…。
…しばし沈黙と数回の目配せ…そして。

『お互い見なかった事にしよう。』

…というオトナな結論に達したという。
「うむっ!新人メイドの『まなちゃん』だ!!よろしく頼む!!…にょ。」
名前ケチャップを手に取るまなちゃん。
「私はK大尉…ご覧の通りご主人様だ…。」
ずり落ちたサングラスを直すK大尉。
あくまで二人は『メイドまなちゃん』と『ご主人様K大尉』で通すつもりらしい。
…ハタで見ているひかるえったは気が気でなかったのは言うまでもない…。


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