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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 369

影汰は元々身長140と小柄、普段から女装なら大して変わるまい。
…と思いきや、ひかる同様お尻や腰まわりの丸っこいラインは明らかに女の子だ。

お陰で…えったはホルスター位置が安定せず難儀していた。
「まぁ…女性の骨格の方が細かい射撃に向いてる…と聞きますけど…。」

柔軟なのは良いのだが、どうにも踏ん張りが利かない…などと改めて冷静に影汰からえったになった躯を認識している…。

むしろ光樹(ひかる)より堂々とした態度はボーイッシュな雰囲気すらかもし出していた。

ひかるの方は以前からそう高くない身長が150cm台後半まで縮んで未来よりやや低くなったが、えったの場合は15cmは背が伸びている所もそう見せていた部分もあった。
しかも伸び率の割に胴の伸びはさほどで無く、胸意外は窮屈していないが、手足は反対にスラリと伸びスレンダーで抜群のスタイルを作り出していた。
身長はひかるとほぼ同じになり、女の子以上に女の子らしくなったとも言えるひかると正反対に、女の子のような男の子だった影汰は女の子になって男らしさが出て来ていた。

女の子っぽかった印象や、おどおどとして大人しかった印象は完全に消え、もう一つの本性であるワイルドさと精悍さ、そして自信に溢れた堂々とした表情が彼女(?)を男勝りの美少女に見せていた。

一方、牡としての本能を開化させたえったに対して、完全に牝化してしまったひかる……制服姿に恥かしそうにモジモジしながら頬を赤らめ、萌えビームを周囲に放射している。
「はあぁ……この格好でみんなの所行くの恥かしいよぉ……」

「大丈夫ですわ……ひかるちゃんはとっても可愛いし、きっとあの娘達も気に入りますわ」
溜息混じりのひかるに、まるで妹を諭すように微笑む未来。
未来にとって光樹がひかるになろうと、母であり、姉であり、女であり、奴隷である事に変わりはないし、奴隷ズ達も同じであろう事も分かっていた。
光樹がひかるになって変わった所といえば、より『守って上げたい』と言う気持ちが強まった事ぐらいだろうか……

そんな身も心も女の子化したひかるに、今度はえったが背後から近付く。

「ひかるちゃん、何かあったら僕が守って上げるからさ……」
えったの言葉は牡の自覚そのまま……えったの言葉に保護者の理都ママは、息子の成長を満足そうに腕を組ながらウンウンと頷いている。
「だって……僕……僕っ……」
不安そうにえったを見返すひかる。
「駄目だよ、女の子が『僕』なんて言っちゃ……」
ひかるを後ろから抱き締め、カプリと耳を甘噛みするえったに、ひかるは甘く可愛らしい声を上げて身を捩る。
「そんなぁ……ぼくっ……」

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