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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 361

「・・・華〜奈〜美〜さ〜ん??」
ギクッして華奈美の動きが止まる。
男女平等に容赦ナシな影汰…逃げようとする華奈美をひょいっ、と猫掴みする。

荒のスパルタ教育の甲斐あって…小柄でも影汰の腕力はハンパではない。

「お…女の子に暴力振るうつもりっ?」
「残念ながら…現在女の子同士です…腹を割って話しませんか?」
…だらだらだら…滝汗な華奈美…。

「い…いやホラ!変なモデルガンだな〜って?」
「…モデルガンは人に向けちゃいけませんって…幼稚園児でも知ってますよ…(ぎろっ)?」
狂犬モードの影汰相手に『だったら実弾はいいのかよ』などとは口が裂けても言えない。
ガラクタ化した性転換銃をつまみ上げ、華奈美に問い正す。
「コレが原因ですか…どこで…?」
「駄菓子屋で拾ったのよぉ…他クラス回り終わって…皐月ちゃんがチェ〇オ買って来いって言うからぁ…。」

じたばた暴れる華奈美を捕まえたまま…考えて込む影汰…。
その時『ひかるちゃん』化した光樹が何かに気付く…。

「駄菓子屋に落し物…変なアイテム…それってまさか…。」
「うん…アンタのお師匠が落してった…後で渡せばいいかな〜って…。」
影汰にブラ下げられたまま答える華奈美。
光樹はじいーっと華奈美を見詰める。
あの気紛れな師匠は、きっとこの状況を楽しんで戻してくれない公算が大きい。
不幸と言うか、幸いと言うか、節操無く勃起った股間を見るとこのお陰で性欲の封印は解けたようだが……
「犯っちゃおうか、影汰くん……」
誰もが見惚れるプリティーフェイスに満面の笑みを浮かべ剣呑な言葉を光樹は吐く。
「いいかもね……僕後ろでいいから、光樹くんは前ね」
こちらは純情可憐な笑顔で答える影汰。
天使の表情で悪魔の言葉を紡ぐ2人に、流石のツンデレ少女もビビるしかなかった。
また、何故かこう言う時に限って周囲に人がいないと言うのも、まるでお約束な展開だった。
乙女(?)の純潔の危機に華奈美はジタバタと暴れてみるが、影汰の腕から逃れられる訳もなく……事態は更に華奈美の悪い方向へと転がっていく。
ガコッ!!……
足先に感じる衝撃と音に華奈美は下を見る。
そして、光樹と影汰も下を見るが……ジタバタした華奈美の足に当たった性転換銃が、もう修復不能になるまでに破壊され崩れ落ちていたのだ。
3人に訪れる静寂……

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