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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 360

言わずと知れた、音無の無音能力による手口だ。

手際良く侵入した割りに被害が小さい…挨拶程度の攻撃。その気になれば何時でもヤれるという事か…。

「さっき街外れの方からもぼーん聞こえたよん…羽音ちゃん達にもぼーんしたのかなぁ?」
美夏はライフルを壁に立掛け、ソファにだらしなく身を預けた。

居住性が高く拠点にはもってこい、な建物だったが…奴隷ズのアジトと同じくトラップをあっさりスリ抜け、爆弾まで仕掛けられていた…。

両陣営とも、音無の無音テロに脅えつつ朝を迎えたのであった…。
…閑話休題…

レギュラー組は休憩…光樹と影汰は補欠メンバーの様子を見に来ていた…。

「ふ〜ん…流くんは例によって…地味で堅実な展開だね。特に仲良くも悪くもないメンバーを上手くまとめてる。」
と、光樹の評価。
「対して奴隷ズ側…結束力が武器ってとこですか?」
影汰は微笑みながら光樹を見やる。
「四人とも光樹くんが好きだから…個性を活かして頑張れるんですよ。」
照れ臭そうに影汰から目を反らし、モニターに移す光樹。

「未来さんを始め…サラさんも量子さんも羽音さんも、根は優しい良い娘です。」
そう言う影汰と光樹の少し後ろ側で華奈美がなにやら弄っていた。
みことが落としていった銃のような物で、妙な切り替えスイッチがついている。
「あれ?、あれれっ?……壊れちゃった!……まっ、いっか」
切り替えスイッチが真ん中から動かなくなり華奈美は潰れたと諦め、とりあえず光樹と影汰に狙いを定めてみる。
特に悪気もなく、躊躇せず引き金を引いてみる……それこそこれがどんな銃かも考えずに……

すると、銃身から出た妖しげなビームが光樹と影汰に見事に当たったのだ。
「ほへっ?!……うぁっ!@§℃¥$£#!!」
電撃に痺れたようになる光樹と影汰……びっくりする華奈美の手の中で、銃はボンッと破裂し更に華奈美をびっくりさせた。
「もうっ!、危ないじゃないの!……」
自分の方が危ないだろとツッコミたくなるような華奈美。
それでも一応、と言うか恐る恐る2人を見てみると……
「……どわーっ!、何じゃこりゃー!!」
叫ぶ光樹の声はソプラノ……顔つきはあのひかるえったちゃん、未来と変わらぬ豊かな胸にムッチリ型の体型。
「どうなってるんでしょ?……いったい……」
そう言う影汰も更に女の子っぽくなり、胸もCぐらいまで膨らんでいる。
「でも……下は付いてるみたいですね……おいなりさんはなくなったみたいですけど……あっ、女の子のもその下にあるみたい」
「僕もおんなじだけど……何で??」
戸惑いながら自分の身体を確認する2人……どうやら性転換銃が暴走して『ふたなり』になっちゃった2人を見て、そーっと逃げようとする華奈美であった。

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