PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 35
 37
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 37

理人が教室に出ると、クラスメイトの数名が教室を出ようとした、しかし、
「まって下さい。」
未来がクラスメイトの動きを止める。
「みんながバラバラに動いても先生を捕まえる事は、先生と自分達のレベルの差を考えれば不可能なのは明らか。
でもクラス全員の力を合わせれば、もしかしたら…」
確かに昨日ロボットとの対戦で見せた、スピード、パワー、それに能力と経験、どれを見ても自分達との格差は明確。
クラス全員がそう思った時、誰もが刀機を見てそして刀機を中心にして集まってきた。

刀機はやれやれといった感じで溜息をついた。自分の本当の身体でない今、どこまで理人とわたりあえるか確かな保証もないのだが、昨日の今日では仕方ないと腹をくくった。
「まずはみんなの能力を知らないといけないな。能力によっては捕獲に向き不向きがあるしな」
そこで未来が黒板にみんなの能力を書き、その中から理人を追跡する班と捕獲する班とに振り分けをした。追跡班には予知で理人の位置を見る未来を筆頭に皐月や陣が入り、捕獲班には刀機を筆頭に光樹、流、理都、丈次、ひじりが入り作戦がスタートした。

他のクラスメイト達が、当初示された受け持ち区域に向けて駆け出して行く中、天川小路未来は一人教室に残る。机上には、ノートパソコンと校舎内の見取り図…。
1:大まかな未来予知情報を追跡班にメールで一斉配信。
2:追跡班が理人の視認情報を未来に報告。
3:未来が統制した情報を十五分おき定時連絡として全員にメール一斉配信。
補足:着信設定はバイブ又はサイレント限定、私的通信は厳禁。

…居場所の特定は百%未来に任せてもいいのだが、一人辺りの負担を減らし全員の力で目的を達成する為。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す