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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 36


「メリットはあるのか?」
刀機は相変わらずの口調で口を開く。
「これで団結力が養える。今は二時半だから・・・・期限は五時までだ。それ以内に俺を捕まえられたら・・・・」
「捕まえられたら?」
「学食のスペシャルチャーシュー醤油トンコツを全員におごってやる!!!」
説明しよう。
学食のスペシャルチャーシュー醤油トンコツとは、厳選された素材とコクのあるスープで生徒のハートを見事ゲットした学食一の人気メニューであり、例えラーメンが嫌いでも一度食えば病み付きになるというラーメンである。値段は一杯六百三十円也。

理人のその言葉に何人かの目が光った。
「面白そうですわね。」
「ふむ、共闘と言うわけか」
「やってやろうじゃん」
口々に戦意を表していく生徒たちに理人は微笑む。
「じゃあ、決まりな。場所は高等部の敷地内だ。校舎内もアリで、能力使用もあり。次のチャイムで俺が逃げるから、三分後にスタートだ。」

そして、チャイムが戦いの始まりを告げた・・・・。
「じゃあ、頑張ってなぁ」
そう言って、理人は教室から出ていったのだった。

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