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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 356

数分後……
「何でこうなるのよっ!」
上着とブラをはぎ取られた雪菜が怒る。
雪菜のブラは『目印』として棒の先にくくられて立てられ、上着とヘルメットは弾避け用の『案山子君』として没収されていた。
「だって分かり易いから……あたしそもそもブラ着けてきてないし、着けててもみかんちゃん(有田美夏)と見分けつかないサイズだもん……ユッキー(雪菜)のだったら小さくて分かり易いのねん」
かく言う羽音も案山子君制作の為、上半身裸である。
「それよかユッキー……目印付けたら、当然敵も呼ぶから見張り宜しく〜」
状況を楽しんでる感のある羽音に、雪菜はため息一つついて周囲を見渡した。

小さなブラの効果か、かなりの強運なのか……それから数分後に、2人の近くの地面から量子とサラが生えて(?)きた。
合流してたらしい量子とサラ、量子の能力をサラがコピーしてここまで来たようだ。
「待ってました大工さんっ!……早速お仕事よんっ!」
笑顔で迎える羽音、状況を理解してるのかしてないのか笑顔の量子とサラ。
「ふふふ……目印のブラ、分かり易かったわ〜……小っちゃいから多分雪菜かなと」
「小っちゃい言うなー」
量子のノンビリトークに怒り心頭の雪菜。
羽音はお気楽ペースを崩さず奴隷ズ達に言う。
「みんな集まったけど、ここに誰か居る事もバレてるから……勝負は夜、それまでに量ちんはトラップ、サラとあたしでトーチカ、ユッキーは見張りヨろ」
量子のリュックの中身は大工道具……羽音としては待ちに待った最大の武器だった。
…少々貧弱だが豊富な廃材でそれなりのバリケードとトラップゾーンが完成した。
とっぷりと日が暮れ、今度は量子が銃座についた。皆思い思いの姿勢で食事をとる。

「…何か味気ナイデスねぇ…?」
サラは『アイテム携帯食』を口に運びながら…頭上に示されたゲージを指す。

空腹感はないが疲労とかのゲージの増減で動き辛くなるので食わざるを得ないのだ。

「フ…甘いわねサラ…此処はもう戦場なのよ?」
羽音と雪菜もいつまでも裸という訳にもいかないので量子が『アイテムボックス』から発見した抗弾ベストを着ている。
素肌の上…という事で横乳な感じだ。量子はミニスカポ〇スの衣装…物質透過能力のお陰でアイテムゲット率No.1だ。

他の建物にも空のアイテムボックスがあり…出入りの形跡。
奴隷ズもここに来るまで他の面子と遭遇があったりなかったり…。

その際、綾瀬雪菜は影井京平と戦闘…汎用機銃vs種子島…影井くんはライフを半分以上減らされた辺りで泣きながら逃走したそうな…。

「駄目デスよ雪菜。」
サラが諭す。
「いや…負け犬ヅラしてたからつい…。」
光樹以外には心底S女である。どの道バトルロ〇イヤルだが。

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