PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 33
 35
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 35

喫煙席…蛇足だが職員か職員と同伴の生徒しか使わない…となっている。気にした様子もなく一服つけようとする刹那。
「何するかわかりませんことよ?」
室内、いやこの建物ごと凍り付くような響き。
「き…今日はこのへんにしとこうか…」
こええぇ…やっぱ今泉さんだ…才英の『帰りたい病』の再発により幾つかの疑問を残したまま、今回の事情聴取はおひらきとなった…。

翌朝、スタジアムが使用禁止の為、学園内は非常に静かに時が流れていた。

そして、午後の授業の後のHRで、
「ねぇ〜、クラスのみんなで何かしない。」
「そういえば昨日の事で雰囲気が妙に重いのよね。」
「それにまだ一人一人知らない事ばかりでどう付き合えばよいか…」
クラスの中からそう言う声が聞こえてきた。
「そうだな、これから一年顔を合わせなければならないからなぁ。」
理人は少し考えていると、ある妙案が浮かんだ。

「よぉし、突然だが、これから鬼ごっこするぞ!!」
いきなり立ち上がり、理人はみんなに告げた。
「鬼ごっこぉ!?小学生じゃあるまいし・・・・」
「もちろんただの鬼ごっこじゃねぇ。俺一人が逃げ、全員で捕まえる変則鬼ごっこだ!!」
そう言って、理人は何故かふんぞりかえる。
「先生一人が逃げ?そんなのすぐ終っちまうじゃん」
「甘いな、鉄田。」
そう言った途端、理人が視界から消えて
「まだまだお前ら、ひよこ軍団には負けないぞ」
次の瞬間、理都の後ろにいた。
理人のスピードに見慣れた刀機以外は度肝を抜かれた。
「もちろん、手加減するさ」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す