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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 348

光樹あるいは影汰の事を言っているのだろう。

リナルドは邪気の無い笑いを浮かべて見せた。
「有名人の彼女さん方に失礼があってはいけないからね。」
「あらあら…イタリアの殿方は皆自身過剰なのかしら?」
未来は微笑みつつ皮肉で応じる。

「1-Aの光と影…スタジアムの外で狙おうという輩は山程居る。そんな連中と一緒にして欲しくないだけさ?
シシリーの男のプライドに賭けて…ベストな状態の彼らと戦いたいからね。」

ふと、剣百太郎を思い出す…理都を扇って影汰の元に向かわせたのもその為か?
「ま、その前にE組の奴らとやりあわないといけないみたいだけどな」
1―E・・・この学園では珍しい、クラスのほとんどが戦闘向きではないといわれている色物クラスだ
しかし、そんなクラスだが他のクラスに潰されたとは不思議と聴かない
「・・・なにがおっしゃりたいのですか?」
未来の言葉に多少オーバーアクション気味に肩をすくめる
「別に何も。ただ花丸と某には気をつけて損は無いってことくらいかな。おっと、どうもかわいこちゃんには口が軽くて困る」
そう言うと出口に立つ
「じゃぁまた。本戦、楽しみにしとくぜ」
バーイ、と格好良さげに言いながらリナルドは去って行った
「・・・変な方ですわ。でも愛しい光樹のため、敵情視察くらいはしてさしあげなければならないかしら?」
褒めてもらえるかもしれない。そして可愛がってもらえるかもしれないという考えを浮かべ、ほんの少しだけ顔がにやける未来
「仕事が終わったら様子を見に行ってみましょう」
光樹の性能力が封じられたことなどこれっぽっちも知らない未来なのでした
…その頃…

修行から帰った光樹は…さくっと反省文を書き上げ羽音と共に、担任立花理人に提出していた…。

「…校長先生のご配慮でマトモに反省文が提出出来るようなら、俺の采配で謹慎を解いて良いというお達しだ。」
「羽音りん!反省してますっ!ごめりんこ?」
相変わらずきゃぴるんな羽音に『本当に反省してんのかよ』的な顔をする理人だったが…。

それ以上に…毒気が抜けきったというか悟りを開いちゃったような笑顔の光樹が気になった。
「…みことの修行で何があったんだ…?」

理人の問いに妙に穏やかな光樹。
光樹は理人と羽音にH封じの経緯を話した。

「いい機会ですから…今までセック〇に向けていた力を…別の方向に活かしてみようかなって…。」

光樹のマトモ過ぎる発言に…ちょっとコワレちゃったんだろうかと不安になる。理人も「え〜と…頑張れ…?」くらいしか言い様がなかった。


消灯後…光樹の部屋に集まった奴隷ズは愕然となっていた。

「昨日の今日だけどさ…Hの良さだけで僕について来ているっていうなら…見捨てられちゃうかもね?」
奴隷ズ五名(今度は許可取って来た未来もいる)…何も言い返せない…。

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