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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 346

光樹は立ちすくみ、自分の甲斐性を自問自答していた。

…セックス無し…か、今の僕からそれを取ったら…

未来は兎も角、他の四人はどうなるだろう?いや、下手をすれば未来も…などと邪推してしまう…。

「えいっ。」
ちくっ
…影汰が光樹の背後からしがみつき、銃剣で尻を突いていた…。

「痛っ?影汰くん痛いっ!」
「光樹くん?君はここに何をしに来てるんですか?」

影汰は切っ先を軽く食い込ませたまま、捻りを加える。
「あ…止めてぇ…?」
「君は僕より…戦いの才覚に恵まれている筈です。」
そんな光樹と影汰のやり取りを見ながら荒がみことに言う。
「どうするのダ、あの小僧の力の源は精力……封じれバ能力すら下げるゾ……精神を鍛えタ所でソレは変わらんゾ」
「まあ、精力を封じたら能力も下がるけど……精神力を鍛えないとこのまま流されるだけの存在になるからね……それからの能力さ」
そんな2人の会話はいざ知らず、自分を慕う女の子達にどう言ったらいいのかと迷う光樹だった。


そんな光樹に関わらず、光樹に絶対ついていく奴隷ズなのだが……その絶対的な愛と忠誠心が未来に軽い危機をもたらしていた。
早い話が昨夜の乱交…メイド業を抜け出し、光樹の元に来ていたのは言うまでも無い。
…要するにサボりがバレた未来は現在男宿で…寮母?今泉ジェロニモの恐ろしい罰ゲームを受けていた!!

ぽよんぽよん…と歩く度に『ウサ耳』が揺れる…。
「…野郎供の視線が痛いですわ…。」
「何だよ連帯責任てよぉ。」
…今時バニーちゃん姿で雑用を命じられた未来と理都…。

男宿の飢えた狼供…最初の内は露出度の高い衣装に胸を躍らせていたが、数分と待たずに…ビミョ〜…な視線となっていった…。

…幾ら露出度が高くとも、ビミョ〜にマト外れな衣装には…何つーかこう『ナニそれ?』的な拒否反応を示すのだ…。

「これぞ男宿名物…『娘素婦隷』!!
…娘素婦隷とは…始皇帝の時代、命に従わぬ女給に科せられた最強最悪の罰則…(民〇書房館『教えて竜兄ィ』より抜粋)。」
…と、蒼い髪を掻き上げつつ斜め45゜に構え訳知り顔で説明する…主人公ライバル的存在なイケメン鳳充規であった…。

「男のコにとって…萌えは複雑かつ繊細…そう!君達の衣装には萌えがないっ!今の君達は翼をもがれた天使…(キラキラ)!」

はぁ…と肩を落とし、理都に『殺ッチマイナ』と目配せする未来。
「あぁ神よ…貴女はこの二人に何と過酷な試練を与えたもうたのか(ぱぁああ)!?」
握力×体重×スピード…イコール…。
「願わくば…この僕の無限の愛で…(ライトアップ)!」
…破壊力っ!!ぼぐしゃあっ!!

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