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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 342

光樹にタオルを投げつける羽音。
「ふにゅ?」
「もたもたしないっ!先生お迎えに来て下さってるんだから!」

奴隷ズはどうにも…過保護教育ママ『ヨソの子に負けるな!』系の属性を持ちあわせている様だ。

数分後…慌ただしく身支度を済ませた光樹とそれを連れたみことを、玄関先まで見送る羽音の姿があった…。

「ウチの光樹をよろしくお願いしますぅ!ホラ光樹からもお願いなさいっ!」
「止めてよ羽音…恥ずかしいよっ(しかもキミ全裸)!」

母子と教師の絵面に満足なみこと…。
「目指せ東大っ!」
「あうぅ。」
ノリノリで、鼻唄混じりのみことに引きずられる光樹…体育館では、もう二組が待ち構えていた。

りとに呼び出された栗原華奈美と、光樹に会いに来た所で荒九龍に捕まった辺里影汰だ。

「遅いわよっ!妄想番長っ!」
「ツンデレちゃん怖い怖いなのヨ〜!」

「し…しょうがないだろ謹慎中なんだから…。」
「フン!どうだか?」
ジト目の華奈美を真っ直ぐ見れない光樹…。
「謹慎中とやらのご身分で何してたんだか…イヤラしいっ!」
「な…そういう発想自体イヤラしいだろ!?」
光樹は目を反らしながら弱気に反論する。
「ほいほい!エロ魔神も華奈美んも!始めるよっ!」
みことはぱんぱん!と手を叩き、二人をブレイクさせる。
「やっぱしてたんだ…。」
「あぁ…お師匠…僕を売ったね…?」


短時間で長い修行の出来る結界内で、三組の稽古が始まった…。

…辺里影汰vs荒九龍…
たたんっ!たたたんっ!
荒の手元の大型拳銃から高速弾が放たれる。

「ほれほれどうしたね?逃げ回るだけなら犬でも出来るよ?」
「ちいぃっ!」
対する影汰は…ライフルから外した銃剣のみ…ライフル、拳銃、仕込み銃は風紀委員に没収されたままだ。
…無論、荒もそのへんの事情は理解している。
銃が使えない状態で…好き放題ブッ放してくる荒との稽古。
能力も封じ追い詰めイジメ抜く事で実力を引き出す…。
「実弾ならとっくにミンチよ?」
「かはぁあっ?!」
ゴム弾…とはいえマシンガンの様な大型拳銃、着弾の度に痣が浮き皮膚が裂ける。

荒はのたうつ影汰を見下ろしながら弾倉を替える…。
「ほれ、わんこ?お座敷犬?ギブアップね?」

血へどを吐きながら立ち上がる影汰の瞳に獣が宿る…。
「僕を…僕を犬と…呼ぶなぁあっ!」


…栗原華奈美vsりと…
前回と同じく念動波による遠隔射撃。
しかし今回はビームではなく、ミサイルの嵐。

「ホラホラ、全て察知して避けないと、当たってしまうのヨ。
当たらなければどうということは無いのダカラ、撃ち落としてもいいのヨ。」

りとは巨大なミサイルポッドを背負い込み、
空中にブースターで浮かび、展開後の一斉射撃。


シュバッ!シュバッ!

ヒュルルルル・・・


ミサイルは無数のマイクロミサイルに分解し、全て華菜美に迫ってくる!


「何よ!楯も持たせられないのに、不公平じゃない!」

全速力で逃げ出す。

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