PiPi's World 投稿小説

香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 317
 319
の最後へ

香港国際学園〜第二部〜 319

黒地に銀の十字架と薔薇の刺繍の入った制服…さながらルネサンス期の剣士か…。
双子のような呼吸の合った動作でジョーに迫る。
「ちいっ?」
「…クスクスクス…。」×2

不気味な薄笑いでレイピアを振るう〇〇と××(放送禁止)に翻弄されるジョー…しかし黙って切り刻まれる程甘くない。
…多少のダメージに構わず突きをすり抜け、二人の頭を両脇にがっしり抱え込んだ!
「うらあぁっ!」
ずずうぅん!

放送席から身を乗り出す音無太郎。
『決まったぁ〜ビッグジョーのダブルDDT…いや…?』
…クスクスクス…×2
グラウンドに頭部を叩き付けられながらも…不気味な薄笑いを洩らしている下僕カップル。
『雑魚キャラと言えど不屈の闘魂んんんっ!?いやしかし様子が…』
ジョーのホールドから…ヌルリ…と軟体動物の様に脱け出す…関節を『外した』のではない、単に不自然に曲がった首を引っこ抜いたのだ!!

「クス…気持ちよかった?××ちゃん?」
「クス…モノ足りないよね?〇〇くん?」

…ごり×2…ヒン曲がった首を自力で戻し、襲いかかる!!
「何だコイツら…さっきより動きが…?」
「クスクス…もっと…ちょうだぁい?」×2
さっきよりもレイピアの動きが格段に速くなっている。ジョーは防戦一方になるが隙を見て下僕カップルに力を込めた一撃をいれる。            バキッ×2       ズシャーーー×2                景気良く飛んでいった。しかし何事もなかったかのように立ち上がる二人。「……クスクス……今のは気持ち良かったね××ちゃん」「……クスクス……でも音宮様のあれにくらべればね○○君」
能力『ペインキラー(痛み止め)』苦痛をエネルギーに変換…てゆうか…M?
「…クスクスクス…!」

…1-Dベンチ…
「団体戦ルール、ギリギリの秘密兵器だ…。」
キャプテン真は百合安くんに紅茶を頼みながらぼやく。
「まさか、まかり通るとは…。」
百合安くんも苦笑いしていた。

「楓くんの能力(ダメージ身代わり)を発動したままでは逆効果だし…切札として残して置いた甲斐があった。
形は違えど、不屈の戦士だし、女王様こと音宮くんも優秀なリーダーだ。」
頬杖をつきながら他の選手に指示を出す真…。
「何だ、こいつらは不死身か!?」
当ててもすぐに起き上がってくる音宮の『使い魔』二人を見て、端から見ていた流も驚く。

しかし、本人もうかつに動けない。
何故なら、彼はジョーの支援をしようとしても、
代門の正確無比な狙撃により、身動きが取れなかったからだ・・・!!

「ちいっ!何とかしてあの狙撃を止めないと・・・」

流は戦況を把握しようと、容赦なく撃たれてくる弾を紙一重の感覚で見切りながら、周りを見渡す。

今の所、攻撃の範囲外なのは・・・

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す