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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 311

傍らでは控えの一人…黒スーツの老け顔、射撃部の生徒がスコープ付きショットガンを調整している…。
「どの道、黒鉄君と星田君は交代させるが…君はどうする?」
肩で息をする楓にキャプテン、真が問う。
「まだまだ行けますっ!私も…前線に…。」
制止するアインをふりほどき、真に食らい付かんばかり…楓は詰め寄った。1-D特有の、ただただ一直線、一途な燃える瞳…。
真は、そっと楓の肩に手を添え諭す。
「ふにゃあ!?」
頬を赤らめ、乙女のそれに戻ってしまう楓。
ハードゲイ風の生徒が雄叫びを上げながら腰を使う。
そんな様子を気にした風もない真。
「風雲寺君?身代わり能力は…今、何%で使ってる!」
楓は、はたと我に返り、苦痛を押して…元気爆発な笑顔で叫ぶ。
「何言ってるんですかキャプテン!私達はいつでも全力投球ですっ!」
1-Dメンバーは楓と真を中心に歓声を上げる。
「…健気な!大和撫子の心意気でござるぅ…!」
「うむ…軍神ミネルバの姿が…!」
泣き崩れる百太郎とアインに構わず真は続けた。
「でもね?ここから先は、80%だ…スポーツという物は常に100%では、ここ一番という時に全力投球出来ないだろう?」
「え?でも…。」
「何でも君一人で背負う必要はない…。」
…どきどき、ばくばく…
「何度も言うように、君達は一人で戦っている訳ではないんだ…。」
…はにゃ〜ん…
理解しているのか?楓にとって真の言葉は全てラヴな様で、ときめき世界の住人…。
「1-D、ふぁいっ!」
「おぉおっ!」

駆け出すメンバーを見送るキャプテン真。
「百合安君?」
「紅茶のお代わりですか?」
人の良さそうな笑顔を返す真。
「胃薬。」
「・・・。」

『さぁっ!皆さんご一緒に…私闘スタジアムっ!れでぃいい…ゴーっ!』
どうにか混乱の治まったスタジアム、試合再開…。

…こんな所で、俺だけくじける訳には!…
全身の痺れを堪え、立ち上がる流!
「フゥウウウ!いいですねぇ〜!闘う男のコの姿…。」
流の前に現れた…灼けた筋肉を包む黒いエナメルのコスチューム…肖像権ギリギリのハード〇イ…。
…小笠原春斗っ!応援歌〜!
…セイセイセイ!ビクトリー!
ハードゲ〇!ワンツースリー!
『フォオオオオ!』ファイブ…出撃だぁ!
大地を揺るがす超ハー〇ゲイ♪…

そして激しい腰のグラインド…。
「フォオオオオっ!」
…くじけそう…
不審者を通り越し放送禁止な男を目の前に、軽く萎えかけた流だったが、持ち前の冷静さを取り戻す。
…炎の使い手、小笠原春斗か…どうくる?炎の剣か?それとも飛び道具?…
腰使いが激しくなるにつれ、その髪が紅く染まり…そそり立つ火柱!
「フォオオオオ!」
…よりによって股間から…。
「おっけぇい!」
「え?ちょ…何それぇ!」
そして熱い抱擁!ハグ!ハー〇ゲイの肉弾攻撃…何か色々、ギリギリセーフでかわす流。
「お前、放送禁止っ!」
「セイセイセイ!…官能小説ですから!」
…狙ってる?何狙ってんのコイツ?…

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