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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 304

『速撃ちマック』ことマック星田…の目の前に巨大な拳…。
「拳が…何だって?」
ビッグジョーこと牟田丈が立ち塞がる。
「OH…ジ〜ザス…?」
ぐちゃぷちっ…一撃K.O。
『なあぁんという事でしょうっ!ボクシング部の速撃ちマックが!デタラメな一撃でマットに沈んだあぁ〜?』

熱いアナウンスをよそに、理都が黒鉄静と四つ手に組んで力比べ…熱い魂と筋肉が軋む。
ぎりぎりっ
「ふ…男前じゃのうっ!よう鍛えちょる!」
…かちん…
静の一言(悪気無し)理都の表情がこわばる。
「てめえ…今、なんつった…?」
髪が逆立ち、仁王の形相…理都の上腕二等筋が最大限に隆起する。
「強化能力も持たずにその剛力…素手相手には背中のダンビラを抜かん『男』っぷり…気に入った!」
今まさに、ぶちギレ金剛な理都…しかし、その怒りがダイレクトに隙となり、無駄の多い力加減に重心が崩れた…。
「ならワシも最高の技で応じようぞ!」

…おおお〜っ!…
…沸き上がる1-D応援団…
『黒鉄静!応援歌ぁ〜っ!』
…柔道家の名を受けてぇ!全てを捨ててぇ戦う男ぉ!
柔道チョップはパンチ力!柔道キックは破壊力!…♪
内心、デ○ルマンかよ!と理都はツッコミながら、
応援歌まで着いている相手の攻撃を凌いでいる。
確かにキックやパンチは無いが、掴んで来てからの闘気は天を衝く程の勢いで、こちらに圧力をかけている。
ただ、相手に蹴りを入れようとすると、何故か鉄板に当たったように効いてないような感じだ。
何かそれがおかしいと感じた時、急に引っ張る力が強まり、ぐいと持ち上げられそうに・・・



ふにゅ。



「・・・へっ?」



・・・変な違和感が・・・
揉み合いの最中に『揉まれて』しまったようで…理都は突然の事に、そっぽ向いて脱力してしまう…女の子だし。
「何じゃ今の情けない感触はっ!貴サンの胸板は見せかけかあっ!」
…気付けよ…しかしそんな鈍感ぶりと実力は関係なし、構わず理都を投げコンボに持ち込む。
「あぁあ?しまったぁ!」
「うおぉああ!天国地獄大地獄ぐるまぁっ!」
背負い投げで地面に叩きつけては、引きずり起こし、また投げる…受け身どころか呼吸すら出来ない。
…ゴメン…影汰…

そしてジョーもまた、アインの鉄球攻撃に晒されていた…。
「ふはははは!貴様には出来まい!
東洋人の貧相な体では、飢えた獣と化した私の力、
耐えられまい!
愛する者のために闘志を燃やすことが出来ないなら、その真似事をやめるんだな!」
「この野郎、そこまでして地獄に堕ちたいのか…」

紙一重の所で避けながら、当たりそうなところは
巨大化の能力を使い、避けているジョー。
ただし、ここまでアフロのことを侮辱されると、
何が何でも勝ちたくなる。

ジョーはもう構わず怒りに任せ、突撃しようとしたが…

その時、ハンマーのチェーンが
真横からうなりを上げ、迫ってくる!!

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