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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 301

光樹や影汰が居る…と思っていた辺りには八神陣と山本ひじりが身支度していた…。
傍らで、丈次とハシャいでいた美夏も応援席に戻ってゆく。
「そうね…あの人達が居ない時こそね…?」
理都は、そーこなくっちゃな!と未来を励ます。
…早目に光樹と影汰を控え室から追い出し、美夏に丈次とイチャつくよう指示を出したのは、例によって刀機だ。
愛する者の存在にすがった限界は知れている。敢えて二人を外したのは、この為でもあった。
皐月が念話で刀機に語りかける。
…いいのかしら?刀機さん?…
…ああ、問題ない…


理都の一喝で気を取り直した未来、普段通り口うるさいいマネージャーぶりな華菜美(ツンデレちゃん)をよそに、相変わらず念話で大人の会話な刀機と皐月…。

…たまにはあの娘達…いい薬かしら?…
…ふ…女子高生の意見とは思えんな?…

念話を区切り、本題に戻る。
「よし、流…1-D側の戦力を見積もった、戦略は?」
「当初、霧や砂嵐の目くらましは使わず…物理攻撃の斬り込みをかける…力押しと見せかけ…。」
大まかな内容と、更に非常時の副案も説明する。
光樹に比べ、計画性が高い。
最近、薄かった水嶋流だが、光樹とはまた違った展開が期待出来そうだ。
「ふむ…いいだろう、各員!戦闘配置!」

…そのころ放送席は…「さあぁっ!今日ぉもやって参りましたぁ!私闘スタジアム・クラス対抗リーグ戦っ!!実況、ワタクシ音無太郎おぉぉ!」
相も変わらずハイテンション。
「破竹の快進撃を続ける絶対無敵1-Aに対し、燃える闘魂、体育会系武闘派集団!元気爆発1-D!…見てくださいこの応援!」

…応援席では割れんばかりの歓声が上がっている…特にすっげぇのが…1-D応援団…。
…でんでんでんっ!ででんでんでんっ!ファイっ!…
…1-D、ボンバイエ!1-D、ボンバイエ!…
続いて女生徒たちの華麗なチアリーディング…甲子園を思わせる派手な演出…。
各運動部のエースが集中するD組だけに、応援慣れした雰囲気がある。

…その頃、当の1-Dベンチでは…
「主将っ!何故拙者がしんがりに?
一番槍の誉れは武士の誇り!剣百太郎この命…。」
1-Dのラストサムライ剣 百太郎が、キャプテン五十土 真(イカヅチマコト)に食ってかかっていた。
初期配置(最後尾)が気に入らないようだ。

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