香港国際学園〜第二部〜 299
「こんにちは、人気のお二人さん。
ちょっと質問、よろしい?」
「はい、か、かまいませんが・・・あ、少々お待ち下さいませ!
新たなご主人様がこられたみたいです。」
で、ひかるちゃんの美人アナ(翠)対応中に、えったちゃんが応対しようとしたら・・・
顔のゆるみきったのが消え、般若の形相の奴隷ズ。
えったちゃん(影汰)の顔から血の気が引く。
「こら、影犬じゃなくて辺里影汰!
私の光樹はどこなの!!」
「あ、あぅ〜。
私は辺里影汰とかいう人間じゃないです〜。」
「フザケンジャナイネ!」
えったちゃん、ついに窮地か?
この時この店の店長であり従業員からは“ママ”とよばれる“嬉舞羅ぬえ”が現れた。
ぬえは奴隷ズの前に来ると
「いらっしゃいませ……あら、すいませんねバイト志望の女の子ですか、ならこちらへどうぞ」
と有無を言わさず奴隷ズ達四人を店の奥へ連れて行く。
こうして、えったちゃんの危機は去っていった。
数分後、更に新たなメイド四人が現れる。
「え〜と新たなメイドの量子ちゃん、雪菜ちゃん、羽音ちゃん、サラちゃんよ皆さん宜しくね。
とりあえず四人ともひかるちゃんのサポートをお願いね」とぬえが言った。
四人は『はい!喜んでお受け致します!ママ』と言うと、我先にひかるちゃんの元へ進んで行った。
そして女子アナ(翠)のインタビューに応えるひかるちゃん(光樹)に四人が集まると量子が優しく
「お嬢様、大変申し訳ありませんがそろそろ時間ですのでこの辺で…」と言う。
「あっそうね、ありがとうね今日は良いリポートができるわ、じゃアイン帰りましょうか」と言い二人は店を出た。
それからひかるちゃんとローテーションで奴隷ズの一人が二人一組で仕事をしながら時間が過ぎてゆき、そして終業時間となった。