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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 297

チラリと窓の外を伺うと、奴隷ズとは別口…、倶利伽羅サマの噂を聞き付けたらしい女生徒達までひしめいていた。
…凄いなあの人…校長…もといK大尉以上のVIPじゃないか…
そんなこんな、考えながらトレイを運ぶひかるちゃん(光樹)に、翠がいきなりデジカメを構える。
…気付かれたっ?てゆうか何でこの席に?…
「は〜い、目線くださ〜い。」
全然気付いてない…報道部の人気女子アナ、翠=リードマン=藤原…どうも真実を見抜く能力に欠けている様で…今は倶利伽羅様とメイドの萌えショットしか頭にない様だ。

「はぁい、ふ〜ふ〜。」
カレーを一口すくい、お著歩口で冷ます…その間、撮影とインタビューを続ける(ひかるちゃんの正体には全く気付いてない)翠と…窓の外から、ガン見の奴隷ズに動揺を隠せないひかるちゃん(光樹)。
「はいっ!あ〜ん?」
頬を緩ませる倶利伽羅様にスプーンを差し出す、ひかるちゃん(光樹)。
…神様…メイドの神様…僕は桜川光樹です…あの…え〜と…死ね!…
ごすっ!その時、ひかるちゃん…いや!光樹はメイド神に反逆の刃を突き立てた!
「熱っ?熱うぅっ!そこ目えぇぇぇっ!」
「あ?」
・・・。

ひかるちゃん(光樹)が気づくと“倶利伽羅様”の目すれすれのところにスプーンがいっていた。
「ご…ごめんなさい…ご主人様!」
ひかるちゃんはいままでに無いほどの裏声で倶利伽羅様に謝る。
その瞬間、店内に居る全ての客と従業員が一斉に“も…萌ぇ〜〜”と思い、皆のハートを掴んだのだった。
勿論だが、ひかるちゃんの“萌えビーム”は倶利伽羅様のハートを貫き、ひかるちゃんの“ふぅ〜ふぅ〜”付きのカレーセットを食べ終えると大満足したのか従業員全員にチップを渡し、更に通常の五倍以上の料金をレジに払い店を出た。

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