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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 30



「こっちは好きに呼んでくれていいさ。そいつ楽器は一通りできるんさ」
アイスの棒を手の平の口でくわえながらひじりがいう。

「そうなの!?」

「違うって!音階が出せるだけのやつもあるよ!」
「それでもすごいとおもう…二人は仲いいの?」
「ならってた中国拳法の師匠が一緒なのさ。」

「僕が弟子入りした時ににひじりも同期で入ってきたんだよ。ま、結局ひじりのほうが強くなっちゃったけど。」
あいかわらず笑みを崩さず頭を掻いた陣に、
「なに言ってるさ!キレたらすごいくせに。」

明らかに警戒している光樹に「そんなことないよ」と弁明する陣を見て、ひじりは声を押し殺して笑っている。

「なに笑ってんだよ!噂になったらどうするんだよ!」
「たいしたことないさ。そうなったらスタジアムで頻繁に誰かさんの銀髪、青い眼を拝めるだけさ」

「…誰かさん?」
話についていけず、聞いてみる。
多少口論が交じったので要約すると、陣の先祖の能力者は銀髪、青眼の西洋人だったらしく、本気モードに入るとみんなそうなるらしかった。

その後も話していたが、あたりが暗くなってきたので光樹は二人に別れを告げて再び帰路に着いた

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