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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 288


メイド?達の武器によって、外に追い出されようとする光樹。
ただ、このままで退いたら、言いたいことも言えなくなる。
先頭にあるメイドの槍を押さえ付けながら、ありったけの声で叫んだ。
「そんなのがあるから、逆に鷹獅くんみたいな人や、言い寄られて迷惑している僕みたいな人間が窮屈になるんじゃないか!」
まだ紅茶をすすっている大尉。ただし、目を細めながら、光樹に向ける。
「で、君はどうしたいんだい。
結局は君の甲斐性の無さも影響していると理解したが、私としても意見がないまま主張だけ言われたって困るよ。」

先程のメイドが手早くテーブルを片付け、代わりのコーヒーを運んできた。
「お掛け下さいませぴょん、ご主人様?」
…ぴょんじゃねぇよ…
仕込み銃の類か?左袖から覗く筒先が睨みを効かせていた。
光樹が拳を解き腰を下ろすと、大尉がメイド達に、身振りで武器を仕舞うよう命ずる。
メイド達は再びメルヘンの住人に戻り…他の客も、萌えの世界を堪能していた。
「お互い納得の行く結論が出るまで時間はかかるだろうよ…だが、これだけは解ってくれまいか?
現在の学園は、君と同じくした経験を経て為されているという事を…。」


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