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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 281

「よし、そろそろ対D組戦の用意をせねばならん。
みんな、階段の近くに集まれ!」
わらわらと集まり出すのを確認して、刀機は生徒に教える教授がごとく、説明する。
「未来、華菜美、データは取れているか?」
いつの間に用意したのか、携帯用端末と三つに分割できるスクリーンを未来たちが用意し、説明している。
・・・何故か刀機がメガネをかけているのは、華菜美のお遊びか。

「さて・・・D組だが、以前B組戦の後で見ていた者もいるだろうが、基本的にスポーツ万能のクラスだ。そして・・・ん、桜川光樹、聞いているのか?おい!」

考え事に深く沈んでいた光樹は刀機の声にハッと顔を上げる。
「考え事か、まあいいが話は聞いておけよ」
刀機は、妄想でなく何かしらの作戦を考えいた様子の光樹を見ながら話を続ける。
「今回のスタメンは、牟田丈次、山本ひじり、八神陣、鉄田理都、水嶋流、以上準備に入ってくれ」
メンバーに含まれず軽くコケかける光樹と影汰。
「お前らは今回休み……外から戦いを見るのも修行だぞ」
刀機はそう言って眼鏡のズレを直してから何時もの豪傑笑いを見せる。
「……と、言うのは建て前だ。光樹は登場すると他のキャラが目立たなくなるし……影汰は他のキャラ食い過ぎだ……したがって、今回は外れてもらう!」
(それって、作者側の問題のような……)
何かいいたげに顔を見合わせる光樹と影汰。


前線の指揮は、冷静沈着かつ大胆に判断できる(当初光樹の相方的存在だったが最近影の薄い)水嶋流に一任された。
「理都、丈次、熱くなって…水嶋を困らせるなよ?」
刀機の言葉に苦笑いする二人…正規の喧嘩御免状保有者で血の気が多い。
「HEY!HEY!HEY!俺も忘れてくれるなよっ?」
控えには…回復、支援要員として(今まで出番のなかった)烏丸倉之介も含めていた。
「COOLに行こうぜ!?」
平家の宝刀、小烏丸?の鞘を払いポーズをキメるお調子者。
「・・・。」
「『お前がな』ですって〜?」

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