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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 270


「剣豪ねぇ…。」
ノートPCで1-D剣百太郎を検索する華奈美…やや間を置いてプロフィールや試合中の画像が表示される…対1-C戦だ。
「あ…狼牙三姉妹…。」
百太郎を包囲、加速しつつマシンガンの連射…華奈美はそこからスロー再生に切り替える。
「なにこれっ?」
光樹がすっとんきょうな声を上げた。百太郎の全身に浮かび上がる『目』、一つ一つが三人の銃口の動きを見切り…驚異的な回避能力でダメージを最低限に抑える。更に嵐の様な三人コンボを凌ぎ、リーダーの九尾霧子を踏み台に跳躍、目にも止まらぬ居合斬り…。

「背中に目がある…どこじゃないね。」
光樹は昨夜、彼が卑怯討ちを防いだ事実に納得した。
「影汰くんだって似たような技使うじゃない?」
華奈美に謙虚な微笑で返す影汰。
「僕の場合、銃撃や銃剣に限られますし…何よりこの捌き、相当鍛えてます。」
影汰が自発的に射撃、格闘を磨き始めたのはつい最近…。
「今の僕に敵う相手じゃ…。」
余計な事を言ってしまった、バツの悪そうな顔をする華奈美。
「今はだろ?まだ一日ある、それに君一人で闘う訳じゃない。」
影汰の肩を抱く光樹、その見据える先には師、みこと達の姿…。

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