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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 268


いた。百太郎だ。

何故か顔を真っ赤に染めながら、つかつかと光樹たちの近くへ向かう。

「君たちは、羞恥心というものが無いのか?こんなにも欲を禁じた男たちが多い事がわかっているのに見せ付けるような真似をして、これでは彼氏、彼女がいない者にとっては不潔極まりない物に見えるでないか!」

それに頷く光樹、影汰とは対照的に、百太郎に賛成するかと思われた連中からは、嘲笑するような言葉が沸き起こる。

「おいおい、ここは男宿だ。別名旧香港国際学園と俺らが呼んでいるくらいに、今泉ティーチャーが許す限りは自由なんだよ。」

寮の上級生が百太郎を諭す。さらに、
「別に彼女は寮の外で作れば良い、またお前みたいな野郎がいても試練と受け止めるのも居る」
「ようは、ここ『男宿』に居る一人一人が違う考えの持ち主なんだよ、だからお前の主義主張があっても、それを押し付けるべきではない」
ほかの上級生にも言われては百太郎も黙らざろう得なかった。
しかし百太郎は光樹達四人に軽蔑の目を向けるのは変わらなかった。
理都と未来はそんな百太郎をほかの寮生とは全く違う見方をしていた。

『こいつは女だ!』

漂う雰囲気と女の勘がそう決め付けた。
ただ今すぐには今泉寮長には言わない、二週間の間は…

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