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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 260


「本番?ゴム付きね、アタシ処女だし。」
「嘘つけヤリ〇ン!」
買いに来た生徒と交渉中のギャル。
…さらに…本来、武器の携帯は制限されている筈だが…帯刀の武芸者姿の生徒が睨み合い、時折どこかから銃声まで響いてくる。治安こそ最悪だが意外と悪くない、と錯覚させる不思議な空気は何故だろう…。
「性と暴力の時代…か。」
窓辺に佇む光樹が呟いた。
寮内に残る『それ』を求めぬ人間には手を出さない、というケジメさえあれば…欲望を無理に抑え込む事をせず、発散出来る空間…。
「上手くできてますね。」
と、影汰。

不良だけではない…武芸を志す生徒同士が、腕試しに(大っぴらに能力は使っていない様だが)挑む光景も見られた。
「てゃあっ!」
気合い一閃…白眉の美少年剣士が、熊のような大男の太刀を斬り飛ばしていた。
「…いい腕だ…名は何と…?」
「…1-D、剣百太郎…。」
少年が、大男の喉元に切っ先を付きつけながら、凛とした声で答えた。
「ワシも男…生き恥晒させてくれるな…斬れいっ!」
大男の覚悟に百太郎の表情が緩む。
「潔し…また試合いましょうぞ…。」
穏やかな笑顔…納刀し、その場を後にする百太郎…しかし…。


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