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香港国際学園〜第二部〜
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園〜第二部〜 259

雪崩に任せて部屋まで着いた光樹らに通りすがり、意外と親切な鷹獅兄ぃが…。
「うるせぇ!」
説明する…実際、今泉も見廻りが終われば寝てしまうので彼女?を起こす様な騒ぎでない限り黙認。それさえクリアすれば(それこそ朝まで)ある意味自由なのだという…。
「ただし、そっから先は古き良き学園…悪党共の天国だ…ま、せいぜい気を付けるこった。」
…消灯のチャイム…
リズミカルにドアを閉ざす音が廊下に響く。鷹獅、そして光樹達もそれに倣った…。

『つーかまーえたっ!』
『ひいぃぃぃ…?』
誰か逃げ遅れたらしい。

『助けて〜!』

ドップラー効果のように、一人の生徒が引きずられていく・・・いや、何かさっき聞いたような声?

・・・気のせいだろう。
光樹たちは、引きずり込まれていった一人の生徒に合掌した・・・。


なむ〜。


・・・今泉の去っていく感覚が、他の生徒たちにも解ったのだろう。
他の部屋から銃を磨く音など、さまざまな物音が、僅かながら聞こえてくる。

「ねえ・・・、鷹獅くんが言っていたよね?『ここから後は古きよき学園だ』って。・・・どういう意味だろう?」

部屋は安全地帯、という言葉が現実的に感じられた。

『嫌あぁ!おかまは嫌あ?』
『ホホホ…若い肉〜…。』

大怪獣今泉にエサを与える…すなわち朝までフリーという事は容易に想像できた。

不幸な脇役?はさておき、表の様子を伺った。影汰がドアの外を確かめると、コロンビアマフィア学生達がウージー片手に出入りに向かう所だったり…光樹が黄色い声の聞こえる中庭を見下ろすと、どこから紛れ込んだのか、ギャル軍団が『援』してたり…やりたい放題、である。しかしそこには戦後のヤミ市を思わせる活気があった。

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